ある日、なんだか心が惹かれる広告を見て美術館へ行こうと決意しました。
天気予報を確認すると晴天とのこと、せっかくいい陽気だし何か良い被写体に出会えるかもとカメラを鞄に入れることに。
ふと改札を出て上を見上げると天井高く、精緻な彫刻と「麗(はれ)やか」な色彩に目を奪われます。
そういえば東京駅では乗り換えるばかりで降りたことはあまりなかったことに思い至りました。創建当時と同じ材料や工法が可能な限り採用されて復元した東京駅は美しい赤レンガの外装に、白い帯形や窓枠と黒いスレート屋根が映える、格調高い洋館のようです。
撮影後に知ったことですがドームには十二支のうち八支のレリーフがあり、今回の画像には「巳」のレリーフが写っています。
せっかくなので改札を出てから振り返って1枚。
午前中に美術館を訪れて心行くまで鑑賞を楽しんだ後、付近に桜の名所があるようだったので向かうことにしました。
向かった場所は九段下駅からすぐの千鳥ヶ淵です。桜は8分咲きといったところでしょうか、周囲の人も楽し気に桜を撮影しています。
中には同じようにカメラを構える人の姿も多く、親近感を覚えました。思わずどんなメーカーのどの機種なのか確認したくなる気持ちを抑えつつ、周囲の人々と同じように桜を愛でつつ撮影を楽しみます。
幹の途中からひょこりと出た芽、咲く桜は興味深いです。
そばの蕾も今にも咲きそうに膨らんでいました。
桜が集まって咲く枝先を撮影したり、前ボケさせて少し遠くの桜を撮影したり、青空をバックに撮影したりと桜ひとつといっても様々な撮り方があると思います。
最後は力強さと生命力を感じさせる幹でしめようと思います。少しねじれて見える立派な幹、咲き誇る桜は毎年多くの人を楽しませてくれていることでしょう。
4月といえば出会いと始まりの季節、新しい環境に飛び込むのも、新しい趣味を発掘するのもいいかと思います。撮影においても日々景色は移り変わり、楽しみが増えてくるかと思うとこれから訪れる素敵な瞬間を逃さないようにしたいものです。
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