ソニーを愛し、ソニーに愛されたいスタッフが綴る「α Like」シリーズ。
すっかりクリスマス・年末の空気が漂いだした今日この頃。
空気は冷たいものの、色とりどりのイルミネーションに彩られている街は何となく暖かく感じます。
今回、夜スナップに出かけたのは『SONY α7S』で夜の写真を撮りたかったからです。
ここ数年でたくさんの優秀なミラーレスカメラを送り出してきたソニーのラインナップの中でも、どこか異彩を放つ存在。
レンズは『SONY α7S』の素養を推し量るべく、ライカMレンズの中でも扱いやすい描写が嬉しい『Leica ズミクロン M50mm F2.0 (6bit)』をチョイス。マウントアダプターでの組み合わせを試しましたが、自分のイメージ通りの「夜」を描いてくれます。
スナップ撮影の醍醐味といえば「なんでこんな事に?」というシーンに巡り合えることです。このメガネの持ち主は、なぜ置いて行ってしまったのでしょう。落としたわけではなく、しっかり「置いている」感じがします。困っていないのか気になるところですが、そんな不思議な気持ちも写真の味付けということで。
毎年イルミネーションを撮っていますが、なかなかうまく撮れた試しがありません。シチュエーションや露出のバランスがなかなかハマらない…と悩んでしまいます。このカットは「α7Sのハイライトを試してみよう」とややオーバー目を狙ってみました。8年前のカメラですが試行錯誤ができる器の大きさを感じます。
ライカレンズのモノクロの描写が好きで、この日も何カットか撮りましたがやはり良いです。『SONY α7S』は画素数が1240万画素と、近年のフルサイズミラーレス機と比較するとやや控えめ。しかし、こういった直球な構図でも立体感や質感は損なわれることはなく豊かな撮影体験を約束してくれます。
「このカメラだから、撮りに行きたい」という気分ってとても大事だと思っています。私にとってソニーのカメラがそうであるように皆様も心に決めた一台がきっとあることでしょう。年末年始、忙しい中でも大事な時にシャッターを切りたくなるような存在。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。次の「α Like」でお会いしましょう。