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【SONY】α7SIII と FE 24-105mm F4 G OSS で山へ

【SONY】α7SIII と FE 24-105mm F4 G OSS で山へ

少し前に山へ行きました。
持参した機材はSONYの「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」。
「α7SIII」は写真はもちろん映像にも強い、撮影者のクリエイティビティを掻き立てるフルサイズミラーレスカメラで、最高感度はISO409600と大変優れています。
そして「FE 24-105mm F4 G OSS」はズーム全域での高い描写性能と高速・高精度なAF性能に高い機動力も併せ持つ、小型で高性能な標準ズームレンズです。

山へ向かうために住宅街を歩いていると、びっくりするような大きさの車両進入禁止マークがありました。
せっかくなのでそれを強調した奥行を感じる写真を撮ってから、まずはローカル線の駅へ。

突如視界が開けて、線路が現れました。
左右にある木は背が高く、線路とその向こうの景色へと自然に視線が誘導されます。
今回の機材がこのどんよりとした重い雲をうまく表してくれています。

ローカル線の駅にある、かつて使われていたのであろう窓口。
切符やお金のやり取りをする開口部に、松ぼっくりが並んでいました。
少し離れたところから望遠端で誇張なく撮ります。
105mmという中望遠域までカバーしてくれるので、先ほどの住宅街の写真と比べても全く雰囲気が異なるのを感じていただけるかと思います。

ロープウェイで一気に山を登ります。
青空も少し見えるのになんだかすっきりしない感じを、まさに見たままを撮ることができました。
再現力が高いです。

今回山に登った目的のひとつが、こちらのロウバイ。
ロウバイは漢字では蝋梅と書くのですが、その理由はまるで蝋細工のようだからだとか。
確かに質感が似ています。
こちらの写真は絞り開放で撮りました。
レンズによっては奥のボケ味が、ラインが二重に出るなどゴチャゴチャすることもありますが、本レンズで撮ればなだらかで美しいです。
開放F値がF4ということでボケが物足りないのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このくらいの量は得ることができるのでご安心ください。

太陽を遮っていた雲がなくなったのか、麓の町に光が差し込んでいます。
都会でタワーに上るのとは違い、山の大きさがわかる場所から光の当たる場所と当たらない場所を見ていると、なんだか人間の無力さを感じてしまいます。
等倍で見てみると向こうの山にある光が当たっている木々が精細に写されています。
約1210万画素のセンサーで細部までよく写っていることに感心します。

ロウバイがたくさんある場所を見つけました。
枝をシルエットにして、ちょうど沈まんとする太陽に添えて撮りました。
光芒が出るようにしっかり絞っています。
迫力がある雲の立体感もよく表現されていると思います。

何の木なのかわかるよう、今度はもう少しロウバイであることを感じられるよう、枝に寄って撮った一枚。
「ロウバイ x 夕陽」というテーマでいくつも撮りようがあるので楽しめます。
ただし夕陽は待ってくれませんが。
ロウバイの写真はいずれもISO80で撮影しています。
高感度だけでなく低感度も使えるのが実はとても便利で、強い光があるときや背景をぼかしたいときなど、常用ISO80の恩恵に預かる機会は多いでしょう。

ロープウェイの最終便で山から下ります。
この便を逃すと、暗い山道を徒歩で下山しなければならないと聞いたのです。
ロープウェイという決して広くはない場所も、広角域までカバーする本レンズのおかげで雰囲気のわかる写真が撮れました。

日が暮れたローカル駅のホームに並ぶ柱。
いかにも風情がある駅舎で、塗装が剥げた柱にもうっとりとします。

「1番線」と書かれた案内板が下がっています。
とても落ち着いておりよい雰囲気です。
右側は源光があるのではなく、蛍光灯の光が届く範囲が限定されるため暗くなっています。
駅の写真はどちらもISO12800で撮りました。
本機は階調表現に優れてノイズを極限まで抑制してくれるので、このように感度を上げてもザラザラしたり実際と異なる色に転んだりすることはないのです。

向こう側にもホームがあり、電車の本数が少ないことからゆったりとした時が流れています。
光が比較的少ない状況ですが、よく見ると屋根と空がきちんと分離されています。
さすが最高感度ISO409600を誇る優れた高感度性能の「α7SIII」の描写力といったところです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」の組み合わせを一日堪能できました。
ちょっとした旅行にもピッタリな組み合わせだと思いました。
ボディは軽量・コンパクトで携行しやすく、夜のスナップにも使えるくらい高感度撮影を得意としています。
レンズの方は、広角から中望遠域までカバーし、開放F値4と通常の使用には十分な明るさがあります。
どちらも高画質と使いやすさを両立し満足のいく写真を残せるので、おすすめの機材です。

[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月22日 17時09分 ]

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