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【SONY】FE 14mm F1.8 GM 先行展示 体験レポート

先日発売となったフラッグシップミラーレス「α1」など、勢いの止まらないソニーαシリーズ。
その勢いは留まるところを知らず、またも刺激的な一本が発表されました。それが『FE 14mm F1.8 GM』です。
既に発売されている「FE 24mm F1.4 GM」や「FE 35mm F1.4 GM」に並ぶ
小型・軽量ながらG Masterの圧倒的性能を閉じ込めた単焦点シリーズにあたります。

早速本日から行われている先行展示にて実機を体験しましたので、外観や実写を交えてレポート致します。

とにかく驚くのがその軽さ。
レンズだけをポンッとハンズオンしたのですが、思わず「軽っ!」と声が漏れてしまいました。

その質量は約460gということで500mlペットボトルよりも軽いのです!イメージしやすい。
普段の撮影で飲み物を持って歩く代わりにGMレンズをもう一本携行できる、とんでもない事ですね。
その分撮影中の水分補給は喫茶店などで休憩がてら、撮影した写真を眺めながら一服することをお勧めします。

G Masterレンズである証。オレンジに光り輝く「GMバッジ」
その下にはソニーの上位レンズには定番となっているフォーカスホールドボタンとAF/MFの切り替えスイッチ。
ファインダーを覗きながらでも容易に操作できるボタン類は健在です。

またAFに関しては独自に開発したXDリニアモーターを2基搭載することで、高速・高精度・高追随を達成。
フォーカスの移り変わりも素早く、広い画角の中で狙ったポイントにピタッと合わせることが出来ました。
そして今回、取材にあたってモーターの駆動音を集音しようとマイクを持ち込んだのですが、恐るべき静音性。
全く駆動音がしないのです。リニアモーターの底知れぬ実力を垣間見ることが出来ました。

レンズ右側面にはメーカーロゴ、そしてクリックのON/OFF 切り替えスイッチが付いています。
OFFにしていただくと、絞りリング操作時の「カチッ」というクリック感が無くなります。
動画などで撮影中に絞りを変え、ボケ味を変える時などに振動を発生させる事なく操作が可能です。

焦点距離14mmはいわゆる「超広角」と呼ばれる画角です。
その性質上、大きく出っ張りのある前玉が特徴のレンズが多いのですが、『FE 14mm F1.8 GM』もその特徴を有しています。

しかしそこまで大きくない事に加え、花形固定式のレンズフードを搭載しているので驚くほどではありません。
一般的な超広角レンズやフィッシュアイレンズと同様、フィルターの装着ができない仕様になっております。
もし、NDフィルターを装着したい場合には、シートフィルターを差し込み対応しましょう。

さて、Eマウントで同スペックのレンズには「SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM」がございます。
先に言ってしまうと、このシグマのレンズは元々一眼レフ機用モデルとして開発された光学系を
そのままEマウントに移植した一本なので本来比べるべき物なのかというと微妙な部分ではあります。

では早速比較してみましょう!

FE 14mm F1.8 GM             最大径x長さ(mm):83×99.8 質量 : 約460g

Art 14mm F1.8 DG HSM 最大径×長さ(mm):95.4×152  質量 : 約1,230g

大きさはもちろん目に飛び込んでくるのが質量で、なんと約2.7倍。ほとんど3個分です。
展示されていた『FE 14mm F1.8 GM』は「α7RIV」に装着されていたのですが、
このボディ+レンズの組み合わせと「Art 14mm F1.8 DG HSM」がほぼ同じ質量です。凄い。

時代を経て、カメラを取り巻く技術も日進月歩で進化しているんだなと感じます。
何度か「Art 14mm F1.8 DG HSM」で撮影したことがあるのですが、素晴らしい描写でした。
大きさと重さは写りとトレードオフなんだなと思いながらも、撮れた写真を見るとその疲れも吹っ飛んでしまいます。

そして今度は『FE 14mm F1.8 GM』により自由にその描写を味わえる時代に突入してきたんだと言えるのかもしれません。
今回は外観レビューに留まりますが、追って実写レビューもお届けできたらと思います。

※一部ぼかしを入れています。

試写スペースで少し撮らせて頂きました。14mmということで肉眼で見るよりも広く見えています。
奥に向けて集束していくパース感は撮影にどう活かそうかとワクワクしてしまいます。

明るさを活かして建築物の屋内装飾を撮影するのにも良いですし、物件案内の室内撮影にもオススメ出来ます。
また、その軽さと超広角を活かすなら山岳撮影などフィールドワークでも大活躍するでしょう。

最短撮影距離は0.25mと、とても寄れるレンズ!という訳ではありませんが近接撮影も可能です。
周りの風景を入れつつ被写体にしっかりピントを合わせれば、大口径ならではのボケ味も楽しめます。
開放でググっと近付いているのですが、ボケが非常に滑らかなのが見て取れます。

各絞りでの写りを露出を揃えながら撮ってみました。ピントは一番手前の花弁に合わせてあります。
どの絞りでもピント部分の解像が素晴らしいのはGMシリーズの長所と言えるでしょう。

いかがでしたでしょうか。

筆者は超広角レンズの表現力が好きで、今回こちらのレンズが発表になりとても嬉しく思いました。
というのも、ソニーのカメラを手にして最初に購入した単焦点が「SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC」という
同じ焦点距離のMFレンズで、訳も分からない頃でしたが沢山の写真をこの画角で撮ったからです。

50mmや35mmのように、付けっぱなしで万能に使えるレンズではありません。
しかし、ここぞという時の必殺レンズのような感覚で、シーンにビシッとハマればこの上なく良い写真を撮ることが出来ます。
そんな楽しい画角を気軽に持ち歩くことが出来、尚且つGMレンズの美しい描写を味わうことが出来る。
発売が待ち遠しい気持ちでいっぱいです。

本日からご予約を開始しておりますので、ご興味のある方はぜひ商品ページをご覧ください。

 

▼▼ご予約はコチラから▼▼


[ Category:SONY | 掲載日時:21年04月23日 16時40分 ]

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