逍遥(しょうよう)という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言うと単なる散歩のことなのですが、それを逍遥と表現するとなんだか素敵な感じがします。
「写真を撮りに逍遥してきますね」
そう微笑んで家を出てみると、例えいつもと変わらぬお散歩スナップであっても、心持ちが異なるというものです。
どこか心にゆとりが生まれて普段よりじっくり撮影ができたりなんかして、作風にも影響があるかもしれません。
さて先日カメラを持って逍遙してきましたので、写真をぜひご覧いただければと思います。
使用機材は『FUJIFILM X-T4』と『Tokina atx-m 23mm F1.4』。
それではどうぞ。
素敵なキャンピングトレーラーがありました。
ウインドスピナーと観覧車の色がどちらもカラフルでマッチし、青空に映えています。
そのように共通点のあるものを見つけたらシャッターチャンスです。
カフェでテラス席に出ると、庭の木々の影がパステルカラーの什器に落ちて素敵だったのでシャッターを切りました。
パステルカラーの中でもミント色なのがいいです。
自宅でデコレーションケーキを作るとき、よく生クリームをこんな色に染めます。
このカフェは中の席も魅力的でした。
次に行くときはあのニワトリの前に座ろうなどと計画を立てます。
ショッピングモールの屋根に日差しが注ぎ、壁に影ができています。
こんな風に模様を見つけたときもシャッターチャンスです。
夕日を受けるこの街のシンボル。
何度か来ている場所ですが、このようにビルに強く反射しているのを見たのは初めてです。
また太陽を意識して撮ります。
完全なシルエットではなく、観覧車やジェットコースターのレールの色がわずかに見て取れるところが気に入っている一枚です。
早い人はそろそろ家路につく時間帯。
人々の影が横断歩道の縞模様と交差します。
せっかくの逍遙ですから、私はもう少し残って夕景を撮ることにしましょうか。
夕焼け、干潟、工場。
最後に得も言われぬ一枚を撮ることができました。
撮りながら手応えを感じられたので今日の逍遙はおしまい。
いかがでしたでしょうか。
次に撮影に出るときはぜひ「写真を撮りに逍遥してきますね」と口にしてみてください。
▽▽▽今回の使用機材▽▽▽