StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
【Nikon】さらなる進化を遂げた究極の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」先行レポート

【Nikon】さらなる進化を遂げた究極の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」先行レポート

本日8/22に突如発表となったNikonの新製品、「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」。
2019年に発売された初代「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」の後継モデルとなります。
今回は東京・新宿にある「ニコンプラザ東京」にて先行体験してまいりましたので、ニコンフロアスタッフの目から見たNIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIについて、早速レポートさせていただきます。

目次
  1. 待望の新製品「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」のスペック
  2. 「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」の注目ポイント
    1. 外観編~レンズ全体が小型化!~
    2. オートフォーカス編~高速オートフォーカスを搭載!~
    3. 機能編~撮影を第一に考えた機能が搭載!~
  3. まとめ

 待望の新製品「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」のスペック

 

まずは簡単に、I型とも比較をしながらカタログスペックを見てみます。

こうしてスペックを眺めるだけでも、I型から大きく進化していることが見て取れます。
ではここからは実際に、ニコンフロアスタッフが手に取って感じたポイントをご紹介してまいります。

 

 「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」の注目ポイント

 

 外観編~レンズ全体が小型化!~

 

まずは新旧2本のレンズを並べてその外観を比較していきます。
2本を並べると、新型ではよりスリムな外観になったのがよく分かります。
スペックとしても重量で130gの軽量化、フィルターサイズも82mmから77mmとワンサイズダウンしています。


Z9やZ8などの大型ボディとの組み合わせはもちろんのこと、Z5IIなど、どのZボディにもよく似合いました。

レンズフードを付けた状態です。精悍なルックスが写欲を刺激します。
このフードには秘密があるのですが、そちらについては後述いたします。

Zマウントの定番レンズ「NIKKOR Z 24-120mm F4 S」とも大きさを比較してみました。フィルター径は同じ77mm、重量でも50gほどしか変わりがありません。ズームレンジが異なるとはいえ、F2.8通しでこの大きさを実現しているのは改めて驚きです。

またZ 24-70mm F2.8 S IIはインターナルズームを採用しているので、ズーミングをしても全長が変わりません。
動画撮影でジンバルを使用する方には、非常にうれしい変更点と言えるでしょう。
写真撮影がメインの方でも、防塵防滴性能の向上に加えレンズへのチリ・ホコリの混入を防げるというメリットがあります。
さらには長期間使用しても鏡筒のガタつきが出ないので、使えば使うほど恩恵を受けられる改善です。

とりわけ私たちが注目したのは後玉です。マウントすぐそばまでせり出した光学系は、ショートフランジバックのZマウントだからこそなせる設計です。

目次に戻る

 オートフォーカス編~高速オートフォーカスを搭載!~

 
旧型となる「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」はフォーカスの動作にステッピングモーター(STM)を採用していました。
それに対して今回発表されたII型では「シルキースウィフトVCM」を新たに採用しました。
STMは回転運動を利用してフォーカス群を前後させるのに対し、VCM(ボイスコイルモーター)はレンズを直接前後に動かすことが可能です。これにより、高速なオートフォーカスを実現しています。

実際に新旧のAF速度を比較してみると、ピント位置の微調節では旧型でも十分に速かったのですが、大きくデフォーカスした状態からの復帰では明らかに新旧の差を感じました。
VCMは大きなパワーを持っているため、レンズ群を大きく動かすようなシチュエーションで特にその恩恵を得ることができます。
実はこれまでニコンでシルキースウィフトVCMを採用していたレンズは「NIKKOR Z 400mm F2.8 TC VR S」と「NIKKOR Z 600mm F4 TC VR S」の2本で、
超高速かつ精密なオートフォーカスが求められるレンズへの搭載実績があるということからも、このモーターの信頼性が裏付けられています。またその機能をコンパクトな筐体に落とし込むことができたという点もニコンの技術力の高さを感じます。

目次に戻る

 機能編~撮影を第一に考えた機能が搭載!~

 

さてこのレンズですが、小型化された鏡筒にもかかわらず撮影に便利な機能が盛り込まれています。


まず注目したいのが新設計の新型レンズフード「HB-117」。フィルター操作用の窓が新たに設けられたため、PLフィルターや可変NDフィルターなどの効果を、フードを装着したまま調整することができます。
フィルター径が77mmに変更されたことで、例えばF2.8通しの望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S」などともフィルターを共用することも可能です。


AF/MF切り替えスイッチの下部にはフォーカス制限切り換えスイッチが新たに設けられました。LIMIT側にスイッチすることで、最短撮影距離をズーム全域で望遠側の最短撮影距離である0.33mに制限することができます。ズーミングを行ってもワーキングディスタンスを一定に保つことができます。

そして2つのスイッチの奥にはコントロールリングが設けられています。このコントロールリング自体はこれまでも搭載されておりカメラ側で様々な機能を割り振ることができるのですが、今回新たに、操作感を切り替えられるコントロールリングクリックスイッチが搭載されました。これをONにすると、コントロールリングにクリック感を持たせることができます。

おなじみのL-Fnボタンも、今回はレンズ左部に加え上部にも合計2つ搭載されました。縦位置での撮影時にも無理なくボタン操作が可能です。

また絞り羽根は先代の9枚から11枚へと増加しました。これによりボケはより玉ボケに近く、また絞り込んだ際の光条もより印象的に写るようになりました。

目次に戻る

 まとめ

 

今回は先行レポートということで実際の描写性能に関してお届けできなかったことが悔やまれますが、画質に関してもI型から向上しているとのこと。これはさらに期待が高まります。

より小さく、より軽く、より高画質に。
言うは易し行うは難しですが、その全てをきっちりとこなし期待を大きく超える進化を見せてくれました。
現行のI型も相当な完成度の高さでしたがその高いハードルを軽々飛び越えていった、まさに新時代の基準となるであろう標準ズームレンズです。

私たち撮影者の「あったらいいな」がすべて入った、ズームレンズの理想形。
レンズの歴史にまた一つ、銘玉が加わりました。

本レンズは開発者の方へのインタビュー記事も近日公開予定となっておりますので、こちらも楽しみにお待ちください!

・・・

「Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」のご予約は8月28日10時より開始となります。
ご予約情報はLINEでもお知らせします!
ぜひマップカメラ公式LINEを友だち登録して、いち早く最新情報を受け取りましょう!
LINE友だち登録はこちら

[ Category:Nikon | 掲載日時:25年08月22日 17時39分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

創業祭 創業祭セール

RECOMMEND

PAGE TOP