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【Canon】Distanceを超えて

Social distancing.

それは密にならず、社会的距離をとりましょうの意

街中の様々な場所で、間隔を開けた目印を多く目にします。
当店においても、お待ちいただく際には距離をとってお並びするようにご協力いただいております。

さてはて、ソーシャルディスタンスは街中に限った話ではありません。
私たちカメラマンにおいても必要です。
モデルの方などの被写体との距離、三脚を設置する時などの他のカメラマンとの距離。
やはりこれらには配慮する必要性があります。

離れてしまっては被写体が小さくなってしまう…。
そうであれば望遠レンズで、被写体をぎゅっと引き寄せて撮ってしまえばいいのではないでしょうか。

ここを見ていらっしゃる方々の多くはレンズ交換式カメラをお持ちなのではないでしょうか。
スマートフォン等のデジタルズームによる望遠とは違い、
焦点距離が元々長く作られている望遠レンズを使用すれば焦点距離の変化だけで画質の劣化はありません。
それどころか圧縮効果も相まって、望遠レンズならではの大きなボケ味も加えることができます。

というわけで、今回は望遠レンズを使用して撮影してきた写真をご紹介いたします。

今回、Canon (キヤノン) 「EOS-1D X Mark III」と「EF600mm F4L IS III USM」で撮影を行いました。
焦点距離が600mmと超望遠レンズながら、レンズの開放F値はなんと”F4″と非常に明るいレンズです。
600mmの”6″とF値の”4”をとって、「ロクヨン」等とも呼ばれています。

数日間、天気予報を注視しながら狙いに狙った夕焼けの綺麗な日。
今回の主役はこの太陽です。

Canon (キヤノン) EF600mm F4L IS III USMは、
フレア・ゴーストの発生を大幅に抑制するASC(Air Sphere Coating)コーティング技術を採用しており、
上記の写真のように、ゴースト等は一切出ておりません。

そして、もう一つの役者が日本で最も標高の高い山、「富士山」です。

今回はなんと、おおよそ120km以上離れた場所から、太陽が富士山に沈むように見える「ダイヤモンド富士」を撮影してきました。

太陽が富士山にかかる予定の時刻になると、それまで霞んでいた富士山が太陽の影となり鮮明に見えるようになってきました。
人間の視野で太陽を見ると、そこまで動いているように見えませんが、
600mmのレンズを付けたカメラのライブビュー画面では、目に見える速度で沈んでいく様子が見えました。

少し計算がズレてしまい、太陽が富士山の真上に乗ったのは半分ぐらい沈んだ時でした。
2つ上の写真の頃にもう少し北側で撮影していればなんて考えてしまいます。
理想としては太陽が球として富士山の真上に乗っている姿なのでしょうか。

太陽が富士山の影に入り始めてものの2~3分で、太陽はあっという間に富士山の影に隠れてしまいました。
撮影としては、非常に明るい光源を撮るという悪条件の中、ゴーストの出現などを考えずにただひたすらにシャッターを押すことができ、
そのレンズ性能の高さに驚かされました。

 

今回はせっかくなのでということで、被写体との距離を100km以上とって撮影をしてみましたが、
ここまでにないにしろ、やはりソーシャルディスタンスは保って撮影をして、自分だけでなく周りの方々にも気を配り、
全員が気持ちの良い撮影を行えるようになるといいですね。

 

今回、撮影した機材は以下の通りです。



[ Category:Canon | 掲載日時:21年03月10日 18時45分 ]

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