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マウントアダプターの使い方

マウントアダプターの使い方

2014年04月18日

 

<マウントとは?>

レンズ交換式のカメラは、もちろんレンズを付け替えることが出来ます。

このボディとレンズを合わせることを「マウント」と呼びます。そして「マウント」は、カメラメーカーごとに形が違う場合が多く、違うメーカー同士の組み合わせは使えない場合がほとんどです。

<マウントアダプターとは?>

一言で言ってしまえば、「異なるマウントのボディとレンズを組み合わせる為の橋渡し」をしてくれるアクセサリーです。

この「マウントアダプター」を使えば、新たに今お持ちのカメラボディとは異なる「マウント」のボディを購入したときに、 以前と同じレンズを使うことが出来たり、 最新のデジタル一眼で、フィルム時代に愛用した、懐かしいレンズの描写を楽しむことが可能となるのです。

 

<フランジバックとは?>

「マウントアダプター」を使用する上で重要なのは、「フランジバック」についての理解です。 「フランジバック」とはカメラのマウント面から、フィルム・センサーの間の長さのことです。各メーカーの「フランジバック」はそれぞれ厳密に一定の数値と決まっています。 この長さがほんの千分の数ミリ狂ってしまったり、平行が取れなくなってしまうだけで、無限遠が出なくなってしまったり、片ボケが発生したりと撮影上の不具合が発生してしまうのです。

この表をご覧頂くと、各マウント毎に「フランジバック」が大きく異なっていることがお分かり頂けると思います。 一眼レフカメラでは、ミラーが存在する為に「フランジバック」は比較的長くなっており。反対にミラーレスのカメラでは「フランジバック」が短くなっています。そして「マウントアダプター」のラインナップが豊富なマウントの多くは、フランジバックの短いマウントであることも一目瞭然ではないでしょうか。

このように、「マウントアダプター」と「フランジバック」には、深い関係があり、「マウントアダプター」が使えるかどうかに大きくかかわってくるのです。

<気をつけることは?>

このように撮影の幅をグンと広げてくれる「マウントアダプター」ですが、安全に楽しんでいただく為にはいくつかの注意点があります。

まず、「メーカーの保証がきかない」ということ。 違うメーカーのレンズ・ボディと組み合わせて使うことを、メーカー側は想定していません。このため、なにか不測のできごとがあった場合に保障が受けられなくなってしまうのです。

次に、「対応マウントであっても、装着できないレンズがある」ということ。

レンズの後玉が大きくせり出している場合などは、レンズ面とアダプターが干渉してしまい、装着できないばかりか、レンズに傷をつけてしまう可能性もあります。 また、絞り操作の機能を持たない(ボディ側で変更する)レンズをマウントアダプターで使う場合には、アダプター側に操作する機能が無ければ、撮影中に絞り操作が出来なくなってしまう場合もあるのです。

これらのケースは、装着できる・できないの違いはあれど、「撮影には向いていない」組み合わせであるといえます。

CONTAX Hologon T* 16mm 後玉が大きく出ているため、アダプターでの使用が出来ません。

 

このように条件はいくつかありますが「マウント」の垣根を越えてレンズを使うことが出来る「マウントアダプター」は、撮影の幅を大きく広げることができます。

また、オールドレンズでは特に言えることですが、現行のデジタル設計のレンズでは得られない描写性能を楽しむことも出来るのです。

さぁ、貴方はどのようなカメラとレンズを組み合わせて、新境地への第一歩を踏み出しますか?

 

 

 

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