EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
CANON-EF BODY × CONTAX RTS LENS
Canon EOS6D × CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
Canonのカメラを持っている方ならまず最初にマウントアダプターを介して撮ってみたいレンズは、まずはCarl Zeissではないでしょうか。
今回 EOS 6D に装着したのはCONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM。28mmの画角は気になった被写体を見つけてファインダーを覗くと、普段の視点とは違う世界に少し戸惑うかもしれません。しかし、普段目にする事のない、意外性に満ちた画角なので、ノーファインダーで撮っても面白い画が撮れるものです。
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
開放で見られる周辺減光もデメリットとしてではなく、むしろ描写の一部として使える雰囲気があります。風景では絞って使いたいですが、中央部に視線を集めたいシーンでは、この周辺の暗がりがその手助けにもなります。
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
最短撮影距離で撮影した場合の背景のボケは少しザワついている感じになりますが、 階段の写真のようなボケ方は好感が持てます。また、最短撮影距離は約25cmと意外に寄れるほか、f4までの絞り羽根の形状は手裏剣型になっており特徴的です。
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
モノクロで一枚。こうして撮影してみるとしっかり細かい描写をしていることに気づきます。やはり多少は距離があるほうが締まった写りをするようです。見上げる形で撮ったのですが、このレンズのちょうどいい距離で撮れた感じがします。
フォーカスリングがしっかりしているので、緻密なピント合わせが可能です。 のっぺり写る事もなく立体感があります。そしてレンズ自体もとてもコンパクトで軽量なため、6Dとの組み合わせでは重さを気にすることもありませんでした。
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*28mm F2.8 MM
こうして遠景を撮ってみても、ビルの窓枠の描写も曖昧になることはありませんでした。今回は開放の写りが気に入って多用しましたが、絞る事によって 万能に使え、とても扱いやすいコンパクトな広角レンズだと感じました。
CONTAXのレンズの中では比較的手軽に持ち歩けるこちらのレンズ。 憧れのCONTAXをPlanarから始めた方に、是非次の一本として検討していただきたいレンズです。