Panasonic LUMIX GM5 × LEICA Hektor L2.8cm F6.3

2015年07月07日

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

Panasonic m4/3 BODY × LEICA-L LENS

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5

マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

+ Kenko M/L変換リング ライカLレンズ/ライカMボディ用 28/90mm 半欠きタイプ

レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3

広角28m、F6.3。今でこそ“暗いレンズ”と表現されてしまうかもしれないが、その発売は今から約80年前の1935年。ライバルであるZEISS IKONがContax用に発売していた『Tessar 2.8cm F8』より一段近くも明るく設計されたライカの広角レンズである。

今回はこのHektorをマイクロフォーサーズ機であるPanasonic GM5にマウントアダプターを2つ重ねて装着し試写を行った。では早速35mm換算で約56mmという標準レンズへと変身した『LEICA Hektor L2.8cm F6.3』の写りをご覧いただこう。

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

絞り開放からフォーカス部の解像度が非常に高い。本来開放ならば四隅がトンネルのように減光するレンズだが、イメージサークルの中央部だけ使えるマイクロフォーサーズの恩恵もあって、とても80年前に作られたレンズとは思えない描写だ。当時はレンズコーティング技術が普及する前だった事もあり、試写に使用したレンズはノンコーテング(後にコーティングが施されたものも発売される)。そのためコントラストや発色が現代のレンズと比べ低く、写真に独特の雰囲気を出しているのが分かる。

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

今回のレンズ『LEICA Hektor L2.8cm F6.3』をマウントアダプターに取り付ける際、少し注意が必要となる。その使用方法を説明しよう。

本レンズは通称ライカLマウントと呼ばれるスクリューマウントで、現在のバヨネット式ライカMマウントとは取り付け部の形状が異なる。そのため『ライカMマウント用アダプター』単体では取り付けができない。そこで『ライカL / ライカM変換リング』と呼ばれる金属製のリングが必要となるのだが、この変換リング選びに注意がいる。

『LEICA Hektor L2.8cm F6.3』にはヘリコイドが無限遠でロックするピンが付いている。そのピンはマウント側にわずかながら出っ張っており、マウント側と干渉する恐れがあるのだ。もし干渉してしまうとヘリコイドが動かなくなってしまう、それを避けるため『半欠きタイプ』と呼ばれる切り込みの入ったライカL / ライカM変換リングを使用しなくてはならない。

リングがの下部がえぐれているのが『半欠きタイプ』だ。

同様の干渉を起こすレンズはライカLレンズだけでなく、国内外のLレンズに多数存在する。もし様々なLマウントレンズをアダプター撮影で楽しむなら、変換リングは『半欠きタイプ』と呼ばれている切り込みの入ったものを選んでいただきたい。

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

やはりこの年代のレンズはモノクロームとの相性がいい。コントラストが抑えられている分、シャドウ部の階調が豊かに表現されている。

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

逆光時のフレアもオールドレンズを楽しむスパイスの一つだ。自分の作風に合う美しいフレアを持つレンズを探すのも面白いかもしれない。

ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GM5 / レンズ:LEICA Hektor L2.8cm F6.3 / マウントアダプター:KIPON MOUNT ADAPTER for Leica M-M4/3

『LEICA Hektor L2.8cm F6.3』はレンズの明るさや低コントラストの発色など、いかにもオールドレンズらしい味わいのある一本だ。しかしながら3枚目の写真の様に解像力が高い一面もあり、現代のデジタル機での使用も面白い。今回ボディに使用した『Panasonic LUMIX DMC-GM5』とのバランスも非常に良く、そのスタイリングはライカファンも思わず唸る格好良さがある。

マイクロフォーサーズ機で使用すると約2倍の焦点距離換算となるが、このレンズにしか写らないと思わせる奥深いライカレンズの魅力を『LEICA Hektor L2.8cm F6.3』から感じる事ができるはずだ。

Photo By MAP CAMERA Staff

Panasonic LUMIX GM5 マウントアダプター LEICA M28mm F2.8

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