コンタックス・ゾナーの末裔、とも称されるJupiter-9 85mm。

そんな凄いレンズだったなんて露知らず、なんか良さそう———と中古で手に入れたレンズ。いざ、実際に使ってみると、その写りの良さに目を疑った。

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm/f2.0

PENTAX K-7というカメラは元々シャープネスの効いたカメラではないと思っている。

その癖に振り回されるのが嫌で、絞っての撮影が多かったのだが、試しに開放で写したこの一枚に胸が高鳴った。

オールドレンズらしい柔らかい表現。絞った時と開放時の描写の違いを楽しめるレンズだ。

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm/f2.0

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm/f2.0

f8まで絞った一枚。シャープな写りに感嘆してしまう。

オールドレンズで撮っているという事を忘れさせてしまうほどの写りだ。

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm/f2.0

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm/f2.0

PENTAX K-7+マウントアダプターK+JUPITER-9 85mm F2.0

M42レンズは非常にバラエティに富んでいる。ボケ型がまるで星型の様になる、インダスターなどは、その良い例だろう。

それぞれのM42レンズが持っている、それぞれの歴史を読み解くだけで、まるで物語のように面白い。

そんなM42レンズとの出会いを楽しんでいくのもいいのかもしれない。

Photo by MAP CAMERA Staff