ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100
SONY-E BODY × LEICA-M LENS
ボディ:SONY α7
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)
レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
前回のレポートから少し日が空いてしまいましたが、今回は私の大好きなレンズをご紹介させていただきます。 その名も『Leica summilux M50mm F1.4 後期型』。
私が初めて使ったライカレンズにして、私の最大のお気に入りのライカレンズ。柔らかい描写の中にもしっかりと芯を持っており、解放F1.4のボケ味の美しさもさることながら、絞った際のシャープな写りには思わず感嘆の声をあげてしまうほど。
今回はフォクトレンダーのクローズフォーカスアダプターを使用して、あえて初代であるα7に装着をしてみました。1枚目から開放+逆光といじわるな条件で撮影をしてしまいましたが、手前に多少のゴーストが出たものの、これはこれで味のある写りとなりました。普段味わえない癖のある写りを楽しむことが出来るのは、オールドレンズの魅力のうちの一つです。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100
この日は天気予報でも「この秋最後の夏日」と言われていたくらいに驚くほど天気が良く、思わずカフェでかき氷を頼んでしまいました。
今回訪れた撮影地は、埼玉県秩父郡長瀞町。天然氷で作ったかき氷がとても有名です。今年は残念ながら暖冬の影響で天然氷を味わうことはできなかったのですが、それでも十分美味しかったので記念に1枚。
まるで中望遠レンズで撮影したのかと見紛うほどの立体感ですね。さすが開放F1.4!
ちなみに、本レンズの最短撮影距離は1m。クローズフォーカスアダプターを使用するとその距離は半分ほどに縮まるので、ご覧のとおりテーブルフォトも楽々行えます。
ライカレンズを装着するためのマウントアダプターは数あれど、フォクトレンダー製のクローズフォーカスアダプターの右に出るものはなかなかありません。着脱もスムーズですし、ヘリコイドもしっかりとしています。ローレット加工のおかげで細かいピント調節も可能とします。アダプターにしては高価な部類に入りますが、購入後の満足度はかなり高いです。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100
本レンズが登場したのは、約半世紀前の1961年のこと。1959年に発売されたズミルックス50mm第一世代の改良版として発売されました。約半世紀も前に作られたレンズなのにも関わらず、その写りの素晴らしさは最新レンズに負けずとも劣りません。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100
長瀞名物・ライン下り。船頭さんの後姿を開放で。雲一つない真っ青な空のおかげで、周辺の光量落ちがより強調されています。少しマゼンタが被っているようにも見えますね。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200
先ほどと比べて絞り込んで撮ってみましたが、少し絞るだけでかなり周辺の光量落ちは軽減されます。
10月下旬の長瀞は、少しずつ山肌や草木が色づき始めていました。今年の紅葉の見頃は11月中旬くらいでしょうか。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100
普段は煩わしく感じる逆光時のゴーストやフレアも、ライカの場合は出方が綺麗なのでむしろ積極的にフレアやゴーストを出したくなってしまいます。
季節はずれの紫陽花にかかったゴーストが、写真にアクセントを加えてくれました。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F2 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100
長瀞2日目は、宝登山ロープウェイに乗って宝登山山頂へ。実はここ、少し歩いたところに小さい動物園があるのです。
そこで出会ったうさぎを撮影。とてもお利口さんなうさぎで、ばっちりカメラ目線をくれました。
うさぎの滑らかな毛並の質感、伝わりますでしょうか。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100
動物園を出た後は、山頂を目指してひたすら登ります。日の光が届かないほどのけもの道をかいくぐると、暖かい西日が私たちを迎えてくれました。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F11 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100
山頂からの景色は、まさに絶景!晴れているおかげで遠くの山の方までよく見えました。しっかりと写したかったので、ぐっと絞り込んでF11で撮影。
50mmというとスナップや物撮り・ポートレートのイメージが強いですが、この山頂からの景色を写しながら「この1本があればなんでも撮れてしまうなあ」としみじみ思いました。人によってお気に入りの焦点距離は様々あると思いますが、私にとって50mmはベストな焦点距離なのです。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F2 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100
山の上なので風が強く、ピントを合わせるのに苦労した1枚です…。α7のピント拡大機能を使用して置きピンでじっと待ちつつ、何度もシャッターを切りました。黄金色に輝くススキが美しいですね。
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100
ボディ:SONY α7 / レンズ:Leica summilux M50mm F1.4 後期型
マウントアダプター:Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター (ライカMレンズ/ソニーEボディ用)絞り:F2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:640
動物園で遊びすぎてしまい、帰るころにはすっかりあたりが暗くなっていました。日が短くなるにつれて、秋から冬への移り変わりを実感します。
最後の1枚は、少しコントラストを下げて優しい雰囲気に仕上げました。背景の色とりどりのバブルボケが美しいですね。
さて、今回はボディ内手ブレ補正機構が付いている『α7II』ではなく初代の『α7』を使用したわけですが、 手ブレ補正が付いていなくとも、しっかりとグリップを握ってカメラをホールドしていればもちろん手ブレを防ぐことは可能です。
そこでおすすめしたいのが、『GARIZ (ゲリズ) ソニー α7R/α7用ケース』です。上の写真にも写っているようにしっかりとした革の素材で出来ており、グリップのホールド感もぐっと増します。何よりカッコイイ!見た目は大事です。
また、チルト式液晶を動かすための配慮もなされており、背面の左下には液晶を持ち上げるためのとっかかり部分が。更にはバッテリー室へ直接アクセスすることが出来たり、三脚がそのまま取り付けられたりと、ケースを一度つけてしまえばもう外さなくても大丈夫なように設計がされています。実質、購入してから機材のメンテナンス以外でこのケースを外したことがありません。
カラーはブラックとブラウンの2色展開。αシリーズ以外にもニコン・フジフイルム・オリンパス等色々種類がありますので、ぜひ一度お試しあれ!
『GARIZ (ゲリズ) ソニー α7R/α7用ケース』さらに詳しくはこちら⇒商品ページへと飛ぶ
そして、背面の写真が上にありますが、実はこれ『GRAMAS (グラマス)液晶保護ガラス』を貼り付けています。あまりの透明感と一体感ゆえに、言われないとわからないレベルです…。装着してから1年半ほど経った今でも、ご覧のとおりの美しさ!(レタッチで傷を消したりはしていませんよ。念のため。(笑))
貼り付けも通常の保護フィルムよりずっと簡単です。気泡が絶対に入らないのも嬉しいポイント。
今回の撮影では自分の愛機を使用したので、おすすめのアクセサリーも一緒にご紹介させていただきました。
ドレスアップ効果もあるゲリズとグラマスの組み合わせ、かなり良いですよ!
『GRAMAS (グラマス)液晶保護ガラス』さらに詳しくはこちら⇒商品ページへと飛ぶ
『Leica summilux M50mm F1.4 後期型』いかがでしたでしょうか。
冒頭でも少し触れたとおり、このレンズは私が初めて使用したライカレンズです。と言いますか、私が初めてマウントアダプターを介して使用したオールドレンズでもあります。初めてがライカのズミルックスとはなんとも贅沢ではありますが、入り口が贅沢だったおかげでオールドレンズの魅力を120%味わうことができ、今ではどっぷりとレンズ沼にはまってしまいました…。
オールドレンズの楽しみ方は人それぞれですが、私はあまり動体撮影をしないので、ボディ内手ブレ補正のついていないα7でも十分でした。これからも相棒であるα7と共に、様々なオールドレンズを楽しんでいこうと思います。
Photo by MAP CAMERA Staff