ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF2.2 / シャッタースピード:1/250秒 / IS0:100
ボディ:SONY (ソニー) α7RII ボディ
マウントアダプター:SIGMA (シグマ) マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
レンズ:SIGMA (シグマ) A 35mm F1.4 DG HSM、A 50mm F1.4 DG HSM
Mountadapter Reportで今回ご紹介するのは、大注目の新製品『SIGMA マウントコンバーター MC-11』です。
『シグマSAレンズ/ソニーEボディ用』そして『キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用』の2種類が同時発売となりましたが、今回使用したのは『キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用』。同じくシグマのArtラインレンズ2本で撮影をして来ました。
マウントアダプター本体にも『DESIGNATED SIGMA LENSES ONLY』と書かれているように、“シグマから出ている”キヤノンマウントレンズ及びシグマSAマウントレンズに使用できるコンバーターです。
気になるところと言えば、やはりAFの速度やピントの精度でしょう。実際に撮影した写真と共に、使用した感想をご覧頂ければと思います。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.4 / シャッタースピード:1/500秒 / IS0:100
まずは『SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM』で撮影をした写真からご紹介いたします。
こちらの写真は開放での撮影になりますが、浅い被写界深度の中でもしっかりとピンが来てくれます。
AFは決して遅くはなく、実用レベルだと感じました。
今回はα7RIIを使用しましたが、後程その他のα7シリーズでも試したところAFの挙動に関しては大きな差を感じることはなく、
α7RIIと同様に快適に撮影を楽しむことが出来ました。もちろん初代α7でも問題なく動きます!
また、マウントコンバーターの説明書によると、“AF-C、AF-Aには対応していません”とのこと。
全く使えないことはありませんが、動体の追従等には向かないと考えたほうが良さそうです。
動画撮影時はマニュアルフォーカスが推奨されています。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF7.1 / シャッタースピード:1/60秒 / IS0:200
ちなみに、APS-C専用レンズを装着した場合はオートクロップ機能が動作しますので、スムーズに撮影をすることが出来ます。
それ以外のレンズは動作の保証をしていないとのことですが、キヤノンの純正レンズを付けて試されている方も多々いらっしゃるようで、調べてみると様々な情報が出てきます。あくまで自己責任にはなりますが、色々試してみるのも面白そうですね。
マウントアダプターとは、無限の可能性を秘めているのです!
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF8 / シャッタースピード:1/160秒 / IS0:100
個人的にシグマArtシリーズの写りがとても好きなので、α7シリーズで使用できるようになったのはとても嬉しいです。
純正の『Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA』と写りを比べてみると、シグマの方がどことなくあっさりとした印象を受けました。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.6 / シャッタースピード:1/80秒 / IS0:100
ちょっとここで休憩。お昼ご飯どきでしたが、あまりにも暑かったのでかき氷をチョイス。
35mmという画角は、テーブルフォトにもぴったりです。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 35mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.4/ シャッタースピード:1/60秒 / IS0:125
せっかくソニーのカメラでキヤノンマウントのレンズを使用しているので、ソニーのクリエイティブスタイル「クリア」で撮影をしてみました。
キヤノンのカメラでは味わえない色味を楽しむことが出来るのも、この『マウントコンバーター MC-11』の良い所ですね。
さて、お次は『SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM』での撮影です!
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / IS0:100
現行のEマウント用純正50mmは一番明るくてもF1.8。Aマウントなら『Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM』が存在しますが、実は最短撮影距離ではシグマが勝っているのです。
Planar T* 50mmが45cmなのに対して、A 50mmは40cm!この5cmの差は大きいです!価格も双方同程度なので、より近接での撮影を楽しみたい方はシグマのレンズをオススメ致します。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.7 / シャッタースピード:1/2000秒 / IS0:100
このレンズはポートレートにも抜群に合うレンズです。(写真に写っているのは人形ですが…。)
標準単焦点でありながら、中望遠レンズで撮影したかと思うような奥行きのある描写が魅力的。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.4 / シャッタースピード:1/1250秒 / IS0:100
地面スレスレのところでローアングル撮影。チルト式モニターが大活躍です!
手前から奥にかけて出来ているボケの層に惚れ惚れ。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF4.5 / シャッタースピード:1/160秒 / IS0:100
開放での撮影もピント面は驚くほどシャープですが、少し絞るとシャープさがより際立ちます。
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.4 / シャッタースピード:1/2000秒 / IS0:100
ボディ:SONY α7RII / レンズ:SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM / マウントアダプター:SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
絞りF1.7 / シャッタースピード:1/800秒 / IS0:100
紫陽花もそろそろ見頃を迎えますね。紫陽花が咲き始めるということは、もうそろそろ梅雨がやってくるということ。
ここで耳寄りな情報!実は『MC-11』は防塵・防滴構造を備えているので、雨の中でも安心してお使い頂くことが出来ます!これは嬉しいですね♪
50mmもなかなかの重量級。35mmより更に迫力のある見た目です。
さて、次からは『マウントコンバーター MC-11』の機能面のご紹介です!
こちらの商品、なんと自宅にいながらにしてレンズのファームウェアのアップデートやピント調整が出来てしまうという優れモノ!
必要なものは、『USB DOCK本体』『付属で付いているUSBケーブル』『パソコン』そしてシグマのメーカーサイトからダウンロードできる専用ソフトウェア『SIGMA Optimization Pro』の計4点。
詳しい手順はシグマのメーカーサイトをご覧ください!→★メーカーサイトへ飛ぶ(別ウィンドウが開きます。)
マウントアダプターは基本的に海外製のものが多いですが、シグマは安心のMADE IN JAPAN。メーカー保証ももちろんついています。
そして、機能面はもちろんのこと、MC-11は作りもかなりしっかりしており、内面反射が起こらないよう内側がベロアのような素材でコーティングされています。
どこまでも抜かりない作り。シグマの物作りに対する姿勢を感じました。
Photo By MAP CAMERA Staff