【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】D51(デゴイチ)の勇姿が17年ぶりに千葉県へ
現在、千葉県観光キャンペーンとして「ちばデスティネーションキャンペーン」が開催されています。(4月30日まで)初日にあたる今日2月1日は、キャンペーンの開幕を記念して内房線の千葉〜木更津間を昔懐かしいSL列車が走りました。
今日の記念走行に使用されたSLは、D51型498号機、通称デゴイチと呼ばれる蒸気機関車です。
デゴイチは戦中戦後にもっとも多く量産されました。そのため、あまり鉄道に興味が無い方でもデゴイチの通称を、一度は耳にしたことがあると思います。
その人気のD51の運転ということもあって、平日にもかかわらず、沿線には多くの鉄道ファンが集まり、いたるところでJRの職員の方や警察の方などが整理にあたっていました。
2月1日のキャンペーン開幕記念列車は「快速SLちばDC号」と愛称がつけられました。

DE10型ディーゼル機関車に後ろ向きに引っ張られて千葉駅まで回送運転。
手元の資料によると、千葉県内でSLが定期列車として最後の運転を行ったのが昭和45年3月24日。
その後、数回のイベント的な走行はあったものの、最後の運転は平成元年8月に京葉線の蘇我から新木場まで運転された「SLコニカ号」でした。
「快速SLちばDC号」は、千葉県内では17年半ぶりに運転されたSLとなりました。
昭和62年8月SL毎日号(千葉駅にて)

平成元年8月SLコニカ号(南船橋駅にて)

SLコニカ号は運転終了後、新習志野の京葉運転区で撮影会が行われました。
さすがフィルムメーカーです。参加者にフィルムを消費させる事も忘れていません。
今回の「ちばデスティネーションキャンペーン」では、D51以外にも、国鉄色の特急列車やお座敷列車など多くの臨時イベント列車が企画されていますので、ご興味のある方は足を運ばれてはいかがでしょうか。

そして忘れてはいけないのが、すでに千葉県内でしか見られなくなった「スカ色」の113系。
今回の「ちばデスティネーションキャンペーン」が無事に成功し、またいろんな列車のイベントが企画されることを期待しています。
撮影機材:Nikon D200
AF ED80-200mmF2.8D(New)