APS-Cサイズズームレンズとして、世界で初めて広角端8mmを達成した本レンズ。8-16mmという超々広角域ながら、f4.5-5.6と実用性も確保し、コンパクトで機動性あるサイジングはさすがレンズ専門メーカーと言えるでしょう。外観は魚眼レンズと見まごう様な前玉が印象的です。花形のフードは遮蔽が良く、逆光にも強いレンズという印象でした。
ここまで広角になると、撮影者も引いていてはレンズの個性に負けてしまいます。いつもより一歩踏み出すような気持ちで撮影をしていけば、通常のレンズでは撮りきれないダイナミックな作画が可能です。
焦点距離:16mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/83秒 / ISO:100 / 露出補正:-1.00 eV / 使用レンズ:SIGMA 8-16mmF4.5-5.6DC HSM
焦点距離:8mm / 絞り:F4.6 / シャッタースピード:1/512秒 / ISO:200 / 露出補正:-0.67 eV / 使用レンズ:SIGMA 8-16mmF4.5-5.6DC HSM大規模建築なども、たやすく捉えてしまうこのレンズ。自然や、街区や、様々な風景を新しい視点から捉え直せるレンズです。
焦点距離:11mm / 絞り:F5/ シャッタースピード:1/128秒 / ISO:200 / 露出補正:-1.00 eV / 使用レンズ:SIGMA 8-16mmF4.5-5.6DC HSM
焦点距離:11mm / 絞り:F5 / シャッタースピード:1/664秒 / ISO:200 / 露出補正:-0.67 eV / 使用レンズ:SIGMA 8-16mmF4.5-5.6DC HSM深く落ち込む空、最後の輝きを投げる太陽、夕刻のワンシーンを劇的に演出してくれました。高層建築全体を1つの被写体と見れるのは、この画角あってこそ。使いこなすのは難しいですが、上手く捉えた時の仕上がりは、他のレンズに替えがたいもの。劇的な個性が欲しい方にぜひ。
Photo by MAP CAMERA Staff