SONYから新しいエントリーモデル、α58が発売となりました!先代のα57やα37の1610万画素と比べて有効2010万画素と高画素化、ティルト可能な液晶を備え、追尾フォーカスを大幅に強化するなど使い勝手を高めながら小型軽量におさめています。キットレンズになっている『DT 18-135mm F3.5-5.6 SAM』を装着すると実に便利に、望遠から広角、近接まで万能に使える組み合わせとなりますが、その実力はいかに?撮影に臨みました。
まずは近接でのカット。さすがの高画素化で、花弁の細かいひだや花粉の1つ1つまでしっかりと描き分けています。色再現も実に鮮やかですね。
アンダー目で撮影しても暗部がつぶれる事が無く、明暗の差が激しいこうしたカットでもしっかりとトーンを残しています。モノクロームではこうした諧調の粘りが無いとしっかりとした画になりませんが、α58はしっかりと押さえている様です。
ランプのガラスの質感や、クロームメッキの質感。そして細かい錆の浮いたざらついた感触まで伝わってくる様な描写です。小型軽量で液晶もティルトさせられますし、『DT 18-135mm F3.5-5.6 SAM』ほど焦点距離に幅があれば様々なアングルで撮影を楽しむ事ができますね!
上2カットは感度をぐっと上げて撮影しましたが、ここまで耐えれば全く問題ないのではないでしょうか。軽量なズームレンズの難点はF値が暗い事ですが、ボディ側に高感度の耐性があれば、重いレンズを選択しなくても様々なシチュエーションで撮影を楽しめます!
明るい場所から、暗い場所へのトーンの描き方が素晴らしかったので、ついつい暗めなカットが多くなってしまいましたが…そのポテンシャルが単なるエントリー機ではない事は、ご理解頂けるかと思います。艶やかな光の連続が美しいものです。
万能性はもちろんですが、小型軽量でもグリップは大きく使い勝手の良いものでした。しかし『DT 18-135mm F3.5-5.6 SAM』を装着してもこの大きさ、この軽さですから、気になる方にはぜひ一度手にしていただきたいと思います。
また、被写体のAF追尾も大幅に進化!顔認証だけでなく被写体の大きさまで判別して追尾してくれるので、人物だけでなく動体を撮影するのにとても便利です。エントリー機としての魅力を余すところ無く詰め込んだ『SONY a58』。きっと写真の良いパートナーとして、活躍してくれるでしょう!
Photo by MAP CAMERA Staff