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355:『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』

2016年05月01日

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:70mm/ 絞り:F8/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:160/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

日々進化するデジタル技術。高画素時代の到来を予感させた3600万画素フルサイズ機の登場から早4年が経ち、SONYからも最新の4240万画素CMOSセンサーを搭載したミラーレス機『α7RII』が昨年発売されました。高画素化は大伸ばしやトリミングに対応できる大きな画像サイズがウリですが、レンズ性能によって画質に与える影響が顕著になったとも言えます。今回Kasyapaでご紹介する『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』は、現在だけでなく未来の高画素機まで見越して作られた最新設計の標準ズームレンズです。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:44mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

今回85mmと同時に発表となった『G MASTER』と呼ばれるレンズシリーズ。ミノルタ時代から続くGシリーズより、更に上を目指して作られた高性能レンズシリーズとなっています。そのコンセプトは圧倒的解像力と美しいボケ味との両立。4240万画素はもちろん、今後も大きくなるであろう高画素化にも対応できる新たな基準で作られた光学性能と、ミノルタ時代から評価の高いボケ味に徹底的にこだわって作られているのがポイントです。

その性能は1枚目のカットから分かるように、解像力が高いだけでなく被写体の周りに一切の色収差を感じない描写力。写真の端まで隙のないクリアな写り味は「クラス最高レベルを目指した」という言葉に偽りのないものです。

2枚のカットも縦・横の直線が綺麗に出ているのがわかります。まさに画質と性能を両立させた1本と言えるでしょう。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:24mm/ 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

絞り開放からの写りもさすが『G MASTER』と思わせる解像力の高さ。ヘッドライトの立体感も見事です。そしてアウトフォーカスも実に滑らなボケ味だと分かりますね。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:24mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

ヌケがいいという言葉がぴったりの描写力。昔のレンズはガラスの枚数が少ない方がヌケがいいなどありましたが、本レンズの構成は13群18枚。ソニー独自のコーティング技術である「ナノARコーティング」を採用することでどこまでもクリアな画質を得ることができます。また、新開発の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズを含む計3枚の非球面ガラスを効果的に配置することで、絞り開放からシャープな描写を実現しました。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:45mm/ 絞り:F3.5/ シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

色鮮やかなチューリップの花がたくさん咲いていました。ほぼ開放で撮影したのですが、フォーカスを合わせた部分はとてもシャープに写っていますね。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:70mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/500秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

ディスプレイされたダイヤモンドリング。拡大するとダイヤモンドの輝きと魅力まで見事に表現しているのが分かります。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:62mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

レンズのカタログを見るとMTF曲線のグラフが載っているものを見かけるかと思います。これはレンズの中心から周辺までのコントラストと解像力を測ったもので、一般的に空間周波数(本/mm)は10本と30本で計測をします。中には10本・20本・40本という計測を行い、レンズ性能の高さをアピールしているメーカーもありますが、この『G MASTER』レンズは従来の周波数に加え、50本という高い周波数の性能基準を設けて開発されています。それはセンサー性能を最大限に引き出すレンズを作ると同時に、今後の技術進歩に対応できるレンズ作りをしているということ。ソニーはCMOSセンサーの開発・製造もしていますから『高解像度時代に求められる描写力』という言葉に非常に説得力を感じます。

そうしたコンセプトで誕生した『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』はまさに最高レベルと呼べるズームレンズで、開放から気持ちいいほどの解像度とヌケの良さと、美しい柔らかなボケ味は他メーカーにない魅力的なものです。小柄なEマウントボディにフィルター径82mmの大きなレンズでは迫力がありますが、フルサイズフォーマットで画質と明るさを求めるなら当然のこと。α7RIIの性能を余すことなく引き出してくれるレンズです。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:70mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

F4と言えど近接時ではピントが極薄です。最短撮影距離は38cmから。温室に咲いていた小さな花を美しくに捉えることができました。また、フォーカス駆動には高精度で静粛性も備えた「ダイレクトドライブSSM(DDSSM)」を採用していますから、合わせたいところに静かに素早く、そして正確にピントを合わせてくれました。

ボケ味も美しいですね。9枚羽根の円形絞りなので少し絞ってもボケが硬くならず滑らかな印象を受けます。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:60mm/ 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

絞り開放で撮影したポニー。緻密に描写されたまつ毛や立て髪には圧巻ですね、実際に見るとは違うリアリティを感じますね。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:53mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

少し雲に隠れた太陽と照らされる海面。24mm広角ならではの写真表現です。光の筋や雲の陰影など美しい光の移り変わりを写してくれるレンズです。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:24mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』とα7RIIの組み合わせは圧倒的な描写力ながらも、光・影・色をナチュラルに表現してくれますね。風景から人物まで幅広い撮影に活躍してくれるレンズだと思いました。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM 焦点距離:24mm/ 絞り:F8/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + FE 24-70mm F2.8 GM

打ち寄せる波を夕日が照らしていました。拡大すると解像力に加え、ハイライト部に光芒が出ているのが分かります。階調表現もとても豊かで本レンズの実力の高さがうかがえる1枚です。

SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』は間違いなく現在のEマウントレンズの中で最高のズームレンズであり、他メーカーを含む標準ズームレンズの中でも最高峰の1本でした。最初は大きくて重く感じた本レンズも、実際に持ち歩いて使用してみると「このスペックでフルサイズの標準ズームセットなら軽い」という風に考えが変わりました。小型・軽量がα7シリーズの魅力ではありますが、4240万画素のフルサイズにF2.8通しの標準ズームレンズの組み合わせは、同等スペックの一眼レフ機と比べると圧倒的に機動性に優れており、操作感やAF性能、そして画質を含むトータルバランスが非常に高いレベルに仕上がっています。今までF2.8ズームがなかったことでα7RIIをメイン機材にできなかった一眼レフユーザーの方も、このレンズなら納得して乗り換えられるはずですよ。

『SONY FE 24-70mm F2.8 GM』は高性能なだけに価格も安くはないレンズですが、その描写は決して期待を裏切らないものです。高画質にとことんこだわるαユーザーに是非使用していただきたい1本でした。

Photo by MAP CAMERA Staff

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