今回ご紹介するのは、リーズナブルな単焦点レンズのニューフェイス『FE 50mm F1.8』です。
リーズナブルと言えども開放はF1.8と明るく、軽量・コンパクトなのでお散歩のお供にぴったり。既に発売されている『Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA』もコンパクトではありますが、FE 50mmはそれの更に上を行きます。写真を撮るにあたって大変魅力的な「明るい単焦点レンズ」の入り口として、ぜひおすすめしたいレンズです。
せっかくのお散歩レンズなので色々なところに足を運んで撮影をしてきました!それでは写真をご覧ください。
開放で撮影をすれば、ご覧のとおり奥行きのある描写もバッチリです! 先ほどもお伝えしましたが、このレンズは非常に軽量コンパクト。その重さはなんと186g!カメラバッグに常に入れておいても苦にならない重さです。 マウントはしっかりとした金属マウントなので、堅牢性にも優れています。
滝をバックに天を見上げる狛犬が格好良かったので、思わずシャッターを切ってしまいました。主役を引き立てた撮影を得意とするのも、明るい単焦点レンズの魅力のうちの一つですね。
休日で階段の交通量が激しい中、一瞬の誰もいない隙をついて撮影しました。
狙った被写体に対して俊敏に対応することが出来るのも、軽いボディとレンズだからこそ。加えてα7シリーズのチルト式モニターがあれば、更に様々な撮影シーンに対応することが出来ます。
絞り:F1.8/ シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + SONY FE 50mm F1.8
最短撮影距離は45cm。開放でのふわっと柔らかい描写は、ポートレート撮影で活躍すること間違いなし!このままフルサイズで50mmとして楽しんでも良いですし、α6300等のAPS-C機に付けて75mmのポートレートレンズとして楽しむのも良さそうです。
開放での周辺光量落ちはそれほど気になりません。歪みも抑えられています。
窓から差し込む柔らかい光に、50mmの優しいボケ味。テーブルフォトにもぴったりのレンズですね。
場所は変わって今度は横浜へ。この日のお天気は快晴!照りつける太陽がじりじりと暑く、5月の頭なのにも関わらずまるで夏のような日差しでした…。暑いのが苦手なので、日陰で休みつつ撮影を続けます!
シロツメクサの葉の柔らかな質感が伝わってきます。葉の緑と海の青のコントラストも美しいですね。
さて、開放での撮影が楽しくて開放の写真ばかりになってしまいましたが、今度はぐぐっと絞っての撮影です。手前の波から奥の建物に至るまで、シャープに写し出してくれています。
先ほどの波に反射する光が美しかったので、今度は開放で。ボケ味が少しオールドレンズに近いですね。オールドレンズが好きなので、個人的にこの点が1番気に入りました。
新しいレンズですが、どこか懐かしい雰囲気を味わえるのはこのボケ方に理由があったようです。
逆光にも強く、日差しの強い条件下でも目立ったフレアやゴーストは出ません。
『 SONY (ソニー) FE 50mm F1.8 』いかがでしたでしょうか。上の写真をご覧いただいてもわかる通り、装着時のボディとのバランスもとても良いです。
AFは決して早いとは言えませんが、静物やポートレート、風景撮影でしっかりと活躍してくれるレンズです。
SONY FEレンズとしては2016年5月現在で最もリーズナブルなレンズなので、ビギナーの方や単焦点レンズデビューをお考えの方におすすめしたい一本ですね。
Photo by MAP CAMERA Staff