614:『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』Part.2

2020年09月09日

絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

従来ガラスの組み合わせにより補正していた収差(周辺光量と歪曲)をカメラ内収差補正機能を利用して補正したことで、『SIGMA Art 85mm F1.4 DG HSM』と比較して全長、重量ともにほぼ半分のコンパクトさで仕上げた『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』。前回はSONY Eマウント、今回はLマウントの各ボディに合わせて撮影してまいりました。

まず最初はシグマのボディ『SIGMA fp』です。ちょうど陽光が射し込んできたので植物を撮影。陽射しをリアルに感じることのできる気持ちのいい描写。カラーモードは「フォレストグリーン」にしてみました、感性に沿う多彩なカラーモードは『SIGMA fp』の魅力の一つです。

 


 

SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

+ SIGMA fp

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

まだ蒸し暑い9月。この不安定な時期が過ぎたら本格的な秋、到来でしょうか。ちょうど休憩中に降ってきたので窓を伝う雨粒を撮影。開放絞りの最短撮影距離で撮ったとは思えないピントのキレです。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

最新のファームアップで追加されたカラーモード「OFF」。元々はLOG撮影の代わりにメーカーが動画用に追加してくれたカラーモードですが、スチールでも使用可能です。その名の通り、カラーモードのスイッチをパチッと切ったような階調重視の設定。ある程度RAW現像を前提にしていますが、そのままでも使いたくなる一癖あるカラーモードです。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

「OFF」の設定をみた後ではハイコントラストに見えてしまうくらいですが「スタンダード」です。FOVEONセンサーではないにも関わらず、シグマのメタリックな質感描写や色ノリには目が惹かれてしまいます。

 

絞り:F1.8/ シャッタースピード:1/200秒 / ISO:200 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 

絞り:F4.5/ シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

あれだけ鳴いていた蝉もいつの間にか僅かに聞こえるだけ。今年、大きな入道雲を見たのはこの日が初めて。グリーンが秋色に染まるほどのカラーバランスなので見たままという訳ではないのですが、今回は「ティールアンドオレンジ」に染めた画に惹かれてしまいました。

 

絞り:F2/ シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

F2に絞った時のボケと解像のバランスがとても気持ちいいです。オートフォーカスも瞬時にバッチリ対応し、ふと感じた瞬間もしっかり撮ることが出来ました。

 

SIGMA fp + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 


 

SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

+ Panasonic LUMIX DC-S1

焦点距離:85mm / 絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/125秒 / ISO:800 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

続いてご紹介するのは『Panasonic LUMIX DC-S1』との組み合わせ。夜間撮影時のノイズに強いカメラということで約2420万画素の『Panasonic LUMIX DC-S1』をチョイスしたはずが『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』の明るさのおかげで、そこまで感度を上げるシーンがなかったことだけが誤算。ともあれ、ご覧ください。

ガラス越しの地球儀も解像感はバッチリ。奥のボケが窓の枠に遮られ面白い形に、背景をネオンの玉ボケが盛大に彩ります。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:800 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:400 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

硬めな質感はシグマレンズの得意分野。開放絞りから解像力は十分なので、あとは被写界深度をコントロールするだけ。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:2500 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 

絞り:F2/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:800 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

中景で被写体を浮かび上がらせることが得意ですが、遠景もピシッと決めてくれます。遠景においては一歩、二歩クローズアップする感覚です。

 

Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 


 

SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

+ LEICA SL2

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

最後のボディは『LEICA SL2』。4730万画素という今回使用した組み合わせの中で最も高画素なモデル。約576万ドットというファインダーの視認性も抜群で、テンポの良い撮影が出来ました。『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』のレンズプロファイルの対応はされていたので、収差問題で悩むことはありません。夕日が射し込む車内、ハンドル部の文字にジャストで合うピントのキレの良さ。ピント面から前後に融けていくボケの繋がりもとても綺麗です。

 

絞り:F2/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

この写りに感じる爽快感はなんでしょうか。水しぶきや波紋の解像感やハイライトにその理由がある気がします。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

壁の女性から感じた強い視線を見事に表現してくれました。コントラストの低いレンズではこうはなりません。

 

絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

西日を帯びた椅子の細い輪郭線、陰の色の立体感。良いレンズだなと思わせる写り。

 

絞り:F11/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

雲の解像感もさながら、手前の樹木の葉っぱ一枚一枚、とてもシャープに写っています。風景を少し閉じ込めるような画作りも中望遠ならではです。

 

LEICA SL2 + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

 

 

ミラーレスの未来を照らすコンパクト大口径。

ソニーEマウントに続き、『SIGMA fp』を筆頭にLマウントでのご紹介をさせていただきました。

コンパクトであることに、おそらく一番の恩恵を受けるであろう『SIGMA fp』とのバランスは程よく、ストラップだけでも十分撮影はできますが、しっかりとホールドすることを考えると、やはりグリップの装着がオススメです。ファインダー搭載機である『Panasonic LUMIX DC-S1』、『LEICA SL2』装着時にはマニュアルフォーカスも多用しましたが、ピントリングのトルク加減も実に絶妙な加減で、ジリジリとピントを追い込むことが出来ました。今後のレンズの明るい未来を予見させた『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』。Lマウントのユーザーや検討中の方にも是非、使ってみていただきたいレンズです。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

 

 

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