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1021:新たな革新をもたらす『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount 』

1021:新たな革新をもたらす『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount 』

2025年09月25日

SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

シグマより発売される『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG 』のフォトプレビューをご紹介いたします。「ボケマスター」こと「 SIGMA Art 105mm F1.4 DG HSM 」を超え、「 SIGMA Sports 200mm F2 DG OS L-Mount 」に匹敵するほどのボケ量を得ることができる、AF対応の135mmレンズとして世界で初めて開放F値1.4を実現した中望遠大口径レンズです。まず質量1,420gと「SIGMA Art 105mm F1.4 DG HSM」よりも約200gも軽量であるということが驚きです。任意の機能を割り当てられるAFLボタンが2つ、絞りリングのロックスイッチと、クリックのON / OFFを切り換えられるクリックスイッチも搭載。アルカスイス互換の三脚座は着脱可能。レンズフードがボタン式のロック機構を備えたタイプになっていたことが個人的には嬉しいポイントでした。今回は「SONY α7RV」に併せて撮影を行ってきました。ぜひご覧ください。

遠くで草を食んでいた馬が、ゆっくりとこちらに歩いてきたときを狙って撮影しました。逆光に照らされた馬のたてがみが、背景の光にふわりと溶け込んでいくかのような、柔らかなボケとハイライトに魅了されました。ピント面と背景を分離する豊かなボケ味、立体感もあって素晴らしい描写です。

 

SIGMA Art 135mm F1.4 DG

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

同じ目線になろうとクジャクのそばでしゃがんで観察していると、目の前で突然鳴き出した瞬間を撮影したカットです。大きなボケと緻密に描写する解像力が生み出す立体感にゾクゾクしっぱなしでした。レンズ構成13群17枚には、4枚の大型FLDガラスと2枚の非球面レンズを採用しており、開放絞りから被写体のディテールをクリアに描写してくれます。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

気持ちよさそうに日向ぼっこをするサーバルキャット。上の太めのワイヤーは残りましたが、手前の柵はその存在が分からないほどに溶けてくれました。このカットのもう一つの目的は、手前の草むらがどれだけボケてくれるかということでしたが、優しく縁取る柔らかな前ボケで非常に満足のいく写りでした。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

クロトキのポートレート。柔らかなボケの中から浮かび上がる、主役の圧倒的なディテール。瞳の光沢、顔の皺、そして白い羽毛の柔らかな質感まで、全てを生々しいほどのリアリティで描き出してくれました。そして背景の大きな白ボケ。こんなボケになるものがあったかなと見てみると、仲間のクロトキでした。胴体が丸っこいとはいえ、これほどきれいな玉ボケになるとは思いもせず非解像力、ボケ共に非常に感動した1枚です。

 

SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

絞り:F2.2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

1枚目で紹介しているカットが開放絞り。こちらが少し絞ったカットです。まず驚いたのは絞った状態でも、これだけ豊かで美しいボケが得られるということ。ピント面の解像感は『 SIGMA Sports 200mm F2 DG OS 』に匹敵、いや、あるいはそれ以上かもしれない。と思うほどの写りでした。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

前景に大きなオブジェクトを配置し、その隙間から中景の被写体を狙う。ここまで大胆な前ボケは、レンズによっては硬さが出てしまいがちですが、『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG 』のボケ味はとても滑らかです。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

神社の参道に並ぶ朱色の灯籠。中間にピントを置くと、手前と奥の灯籠が柔らかくぼけていきます。木材の質感、屋根の作りなど被写体のディテールを精細に描写してくれました。

 

SIGMA Art 135mm F1.4 DG

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

木のてっぺんに留まる一羽のカラス。少し絞って撮影してみましたが、木の葉一枚一枚の輪郭、そして背景に広がるまだらな雲の模様まで、非常にクリアに描き出されています。

 

SIGMA Art 135mm F1.4 DG

絞り:F2 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

ピントを合わせた部分の、金糸1本1本のきらめき、そして糸が織りなす立体感まで、精細に描いています。シグマのレンズは質感やディテール描写は得意なイメージが元々ありますが、まさにといった写りです。

 

絞り:F1.6 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

白飛びすることなく、布の持つ柔らかな質感を描いてくれました。光を透過する「白」の表現がとても見事です。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

シャープなピント面、豊かなボケ味、そして自然な立体感。まさに、こうしたシーンにおける理想的な描写です。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

日が沈み、空が淡いグラデーションに染まる時間帯。この時間帯の開放絞りでも周辺減光がありません。RAWデータでもほんの僅か、減光しているだけなので非常に優れた性能です。

 

SIGMA Art 135mm F1.4 DG

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

「135mmがあれば街と月でさえもいっしょに」というのは少し誇張ですが、スナップでは圧縮効果を活用して、思いがけぬ面白いカットを撮れたりします。その決定的瞬間を圧倒的な解像感と豊かなボケ感で写すことが出来る『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG 』。中望遠単焦点をこよなく愛する方にはぜひ使ってみていただきたい1本です。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:500 / 使用機材:SONY α7RV + SIGMA Art 135mm F1.4 DG E-Mount

 



 

新たな革新をもたらすArtレンズ

また1つ、レンズ史に名を刻むであろうレンズが誕生しました。世界初、オートフォーカス対応の135mm『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG 』はこれからの中望遠レンズの未来を語り、拓いていく上で外せない存在になることでしょう。今回同時に発売される「SIGMA Art 35mm F1.2 DG II」と「SIGMA Contemporary 20-200mm F3.5-6.3 DG」。どれも使い方、個性が違うレンズですが、3本合わせると万能的な組み合わせとなります。ポートレート撮影だけでなく、スナップでも目の前の瞬間をありのままに切り取る『 SIGMA Art 135mm F1.4 DG 』。新たな革新をもたらすArtレンズをぜひ体験してみてください。

Photo by MAP CAMERA Staff

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