使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
キヤノンから『EOS R6 Mark II』が発売されました。「フルサイズミラーレスの新標準」と謳われた『EOS R6』の後継機ですから、時代の進化に即した最新の思想に基づくと思うと期待が高まります。フルサイズCMOSセンサー搭載、DPRAW、RAWバースト対応などトピックスがいろいろある中で、「EOS iTR AF X」の対象物が増えたことに注目しています。『EOS R3』で採用されたトラッキングシステムのコンセプトを継承しつつ、ディープラーニングにより被写体抽出能力が向上したのです。人物、動物(犬、猫、鳥、馬)、乗り物(車、バイク、飛行機、鉄道)は、どれもそれぞれ好んで撮るカメラマンがいる被写体ですから、その道の方にはとても歓迎される機能のはずです。さっそく撮影してきましたので、フォトプレビューをご覧ください。なお後日、動画に関する記事も公開する予定です。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
ティータイムの準備中。窓際にある観葉植物が落とすまだらな影が、食器の模様をさらに複雑な印象にしています。シルバーのカトラリーが陽を反射してちょっとしたスパイスになっています。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF24-105mm F4L IS USM
青い空を背に堂々と立つ古い塔。木の下で塔を仰ぐと枝葉と塔の両方が視界に入り、より立派に感じられ見とれてしまいます。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
塔のそばに住んでいる白馬。手入れをしてもらい気持ちよさそうです。これから眼前にひろがる運動場を走るのを楽しみにしているように見えます。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
美しい薔薇を撮ると、その質感を豊かに表現してくれたことに驚きました。よく見ると凹凸やラメのようなきらめきがあって、しっとりしていることが見て取れます。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
広い公園にある丘にたくさんの人がいました。ひとりを主役に据えてみると『EOS R6 Mark II』のAFがトラッキングで迷わず追ってくれました。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF24-105mm F4L IS USM
バスケットボールのゴールポストの下であぐらをかき、カメラを持ち上げて一枚。爽やかなスポーツのイメージと青い空、そして白い雲が見事にマッチしました。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
この日は風が強く、浜に吹き荒れてまるで砂漠の嵐のようでした。カメラの位置をぐっと下げ地面すれすれに構え、砂浜にあがった漂流物にピントを合わせると、キラキラした砂が大小の丸ボケとなり美しく輝きました。
使用機材:Canon EOS R6 Mark II + RF70-200mm F4 L IS USM
仲良しと思しき4人のシルエット。学生の青春を想起させますが、実際は大人の方々でした。大人の仲良しは学生のように毎日一緒にいるとは限りませんから貴重です。羨ましく思いながら見つめました。
最新の”新標準フルサイズ”
最新の「フルサイズミラーレスの新標準」はより使いやすく、より高画質にグレードアップしました。特に様々なものを捉えてくれるAFとトラッキング機能の向上は眼を見張るものがありました。自分がよく撮る被写体を追ってくれるのであれば、他社からキヤノンに乗り換えたいと思う方もいるはずです。ひとつ気になったのは、上面左側のダイヤルが静止画と動画の切り替えになったことです。ご存知のとおりここは電源オン・オフの定位置です。使っているうちに慣れるので問題ないでしょう。非常に魅力的な一台です。ぜひお手にとってみてください。
Photo by MAP CAMERA Staff