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875: オールマイティな新生望遠レンズ『Canon RF100-300mm F2.8 L IS USM』

875: オールマイティな新生望遠レンズ『Canon RF100-300mm F2.8 L IS USM』

2023年07月25日


単焦点Lレンズに匹敵する性能を誇る大口径望遠ズームレンズ『Canon RF100-300mm F2.8 L IS USM』。待ち望まれていたRFマウントの「300mm F2.8」いわゆる“サンニッパ”を踏襲して、広角端100mmまでカバーしたズームレンズとして登場しました。さらに軽量なEOS Rシリーズのボディと相まってグリップ付きのEOS R3との組み合わせでは、『EF300mm F2.8L IS II USM』装着時の一眼レフカメラの組み合わせよりも撮影時の質量が軽量となっています。画角のカバー範囲が広いのでレンズ交換の手間を省くことができ、厳しい環境や一瞬を逃せない撮影シーンで重宝するレンズとなっています。ズーム全域開放絞りF2.8のレンズながら、徹底的な軽量化を図り高い機動力を実現した『RF100-300mm F2.8 L IS USM』。今回は『EOS R3』と共に撮影してまいりましたので、どうぞご覧ください。
 

焦点距離:300mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:6400 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

焦点距離:420mm(エクステンダー RF1.4X使用) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:320 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM + エクステンダー RF1.4X

 

1本で幅広い焦点距離に対応できるレンズとして利便性が高いのは言うまでもありませんが、エクステンダーを装着することで更にその活躍の場が広がります。『エクステンダー RF1.4X』の組み合わせでは「140-420mm F4」、『エクステンダー RF2X』との組み合わせでは「200-600mm F5.6」と被写体にあわせてエクステンダーを装着してもLレンズに相応しい高画質を維持することができるのも特徴のひとつです。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

高性能な望遠レンズという特性上、どうしても素早い被写体を撮影したくなりますが、今度は少し落ち着いた風景撮影と参りましょう。遠くの山を撮影してみます。山並みを伝って降りてくる雲の様子や青々と茂る木々の描写に驚かされます。もちろん非常に軽量ですので一脚等を使用せずに手持ちでの撮影です。

 

焦点距離:175mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

 

焦点距離:300mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

次は「最短撮影距離1.8m」を活用した撮影にチャレンジしてみました。先代『EF300mm F2.8L IS II USM』と比べても20cmも距離が短くなっているのもこのレンズの特徴。被写体にグッと近づき開放絞りF2.8で得られるボケ量に圧倒されます。前ボケや後ボケはとろけるような描写で被写体を引き立たせてくれました。

 

焦点距離:300mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 
開放絞りながらエゾシカの毛並みや口元のひげまでしっかりと描写、撮影日はあいにくの雨でしたが拡大してみると雨粒まではっきりと捉えていることに驚きます。

 

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

 

焦点距離:106mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

中望遠域を活用して植物の撮影にチャレンジ。ルピナスの特徴や草から滴る雨粒まで鮮明に表現してくれました。「インナーズーム」「インナーフォーカス」機構を採用しているため、レンズの伸び縮みがなくどのズーム域でも撮影に集中できます。

 

焦点距離:600mm(エクステンダー RF2X使用) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:640 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM + エクステンダー R2X

 

ところ変わってスポーツを撮ってみたいと思います。この写真は、『エクステンダー RF2X』を使用して望遠端の600mmで撮影しています。開放絞りはF5.6に変わりますが、もともとのF2.8のポテンシャルの高さを実感します。600mmまで伸ばせるのでグラウンドの外側からでも余裕を持って選手を撮影することができました。

 

焦点距離:300mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:125 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

コートに近いスタンドから撮影できるのであればエクステンダーは不要かもしれません。両者向かい合ってボールの行方に集中します。ファインダーを覗きながらその緊張感がこちらにも伝わってくるようでした。一見ラグビーに見えますが防具の違いからアメフトだと分かります。ルールも人数や試合時間、得点の入り方等違いがあり、攻撃と守備が分かれているので見ていて面白いです。

 

焦点距離:300mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

広い海原を背景に遠くを見つめるオジロワシ。雄大な自然の中でいったい何を考えているのでしょう。
撮影は三脚や一脚が使えないほどの小型船に乗りながら行いました。レンズ内光学式手ブレ補正機構が搭載されており、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているカメラとの組み合わせでは、6.0段の手ブレ補正効果を得ることができます。そのため、揺れる船上においても安定した撮影を行うことが可能でした。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F11.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:160 / 使用機材:Canon EOS R3 + RF100-300mm F2.8 L IS USM

 

生憎の天候でしたが、遠くを見やると雲の切れ間からわずかに差し込む太陽の光。いわゆる天使の梯子として光が海に降り注いでいるように見えます。刻一刻と変化する環境で即座に対応することができる一本です。

 


オールマイティにして大口径

RFレンズに新たに仲間入りした『RF100-300mm F2.8 L IS USM』。サンニッパの描写や取り回しの良さに加えて、広角端100mmまでカバーできるズームレンズとして“瞬間”を逃さない究極の望遠レンズとなりました。エクステンダーを活用することでさらに幅広く活躍が出来る、まさにオールマイティな1本です。

Photo by MAP CAMERA Staff

 

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