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693:『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』

693:『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』

2021年06月11日


焦点距離:207mm(35mm換算414mm相当) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

コンパクトで堅牢なボディに、高い撮影性能と描写性能を詰め込んだマイクロフォーサーズ機が人気を博すオリンパス。そのボディにマッチするレンズ群に、新しい一本が仲間入りを果たしました。その名も『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』です。開発発表から2年満を持して発売された本レンズ、あまりの人気に手に入りづらいのが現状です。

フルサイズ換算で300-800mmをカバーし、且つ1.25倍テレコンバーターを内蔵することでレンズ単体で最大1000mmまでの超望遠を自在に操ることが出来ます。別売の2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」と組み合わせれば最大2000mmという驚異的な超望遠撮影も可能となります。そして特筆すべきは、「5軸シンクロ 手ぶれ補正」を搭載しているので超望遠域を手持ちで手軽に撮影できてしまうのです。まさに、全てのオリンパスユーザー、そしてマイクロフォーサーズユーザーが待ち焦がれていた「夢のような望遠ズーム」と言っても過言ではないでしょう。ボディとの協調で世界最強8段の手ブレ補正が使える「OLYMPUS OM-D E-M1X」との組み合わせで撮影を行って参りました。是非、その写真をご覧ください。

 


焦点距離:150mm(35mm換算300mm相当) / 絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

動体撮影に臨むべく、オフロードレースが行われているサーキットを訪れました。土を盛って作られた勾配を凄まじい速度で駆け抜けていくモトクロスバイク、華麗なジャンプを決める姿に圧倒されました。SUPER GTなどスポーツカーのレースを撮る機会は過去にあったのですがバイクは今回が初めてです。走り去る間際の後輪を狙い、土砂が巻き上がる様をシャッタースピード1/2000秒で収めました。撮影場所の目の前を走ってくれるため、最初はスピードに翻弄されましたが徐々にシャッターを切るのが楽しくなってきます。

 


焦点距離:356mm(35mm換算712mm相当) / 絞り:F11 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

こちらはスタート前の1カット。整然と並ぶ車両と選手たち、その緊張がこちらにも伝わってきます。色とりどりのフロントフェンダーを圧縮効果でずらりと集めてみました。しっかり絞って、貼られているデカールまでも高解像に写してみましたが、望遠ということもあり前ボケ・後ボケが綺麗に見て取れます。

 


焦点距離:150mm(35mm換算300mm相当) / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:500
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

 


焦点距離:288mm(35mm換算576mm相当) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

レースの臨場感が伝わってくる正面からの1枚。前を行く一台に必死に食らいつくべく追走する白熱のデッドヒート。どこで抜くのかという駆け引きをしながら、トップスピードで競い合っているのですからその壮絶さは簡単には推測できません。坂を駆けあがって飛び出してくるところを狙わなければいけないのですが、「OLYMPUS OM-D E-M1X」に搭載されているインテリジェント被写体認識AFを使えば問題ありません。ライダーのヘルメットを認識し、一瞬でAF追従してくれるのです。『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』の高速かつ高精度なフォーカシングも相まってこのような難しい状況でもストレスなく撮影が可能です。

 


焦点距離:241mm(35mm換算482mm相当) / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

異なる動体撮影を試すため場所を移しました。レッサーパンダの愛くるしい姿を1枚。その小さな姿で忘れがちですが、笹を食べている所を見てやはりパンダなんだと腑に落ちました。調べてみるとジャイアントパンダは「クマ科」ですがレッサーパンダは単一で「レッサーパンダ科」なのだそうです。凛々しい表情と、毛の一本一本まで数えられてしまいそうなほど細やかに写っています。開放F4.5での撮影ですが甘い部分は全くありません。

 


焦点距離:256mm(35mm換算512mm相当) / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

 


焦点距離:241mm(35mm換算482mm相当) / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:200
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

すやすやと眠るこどもを背負い、起さないようにじっとしているフサオマキザルの親子を柵越しに撮影しました。どことなく、眉間にしわを寄せて「起きないかな…」と心配しているようにも見えて大変可愛らしいです。マニュアルフォーカスで眠っているこどもの額にピントを合わせましたが、柵を抜いても産毛まで見ることが出来る圧倒的な描写性能にぞくぞくします。

 


焦点距離:325mm(35mm換算650mm相当) / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

最後はワオキツネザルです。なにか思案にふけているような神妙な面持ち。とってもイケメンです。普段、撮影した動物を忘れないようにメモしていて、そういえば不思議な名前だなと思い調べてみると、尻尾の縞模様がまるで白と黒のリングを重ねたように見えることから「輪尾→ワオ」キツネザルという風に名付けられたのだそうです。驚きやすいから、とかではありませんでした。こんな風に、動物だけではなく植物や乗り物など、被写体に興味を持つことが出来るのも写真を撮っている一つの楽しみかもしれません。

 


焦点距離:500mm(35mm換算1000mm相当) / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:640
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

今回は、今まであまり撮ってこなかった被写体にレンズの胸を借りるつもりで挑んできましたが、そのフィナーレに選んだのは新幹線。シャープな姿、そして在来線よりも連結数が多いために密度を感じます。内蔵テレコンバーターを活用した最大望遠1000mmでの1枚で、ギュッとした新幹線の描写は迫力があります。ホームに入ってくる直前でスピードが落ちているとはいえ、絶えず動いている車体を手持ち撮影できるのですから驚愕です。いくつ年を重ねても、自分の中にある少年の心は「はたらくきかい」を見てどうしようもなくワクワクしてしまうようです。

 


焦点距離:150mm(35mm換算300mm相当) / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:200
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

キリッとしたライト部分。レッド、シルバー、そしてガラス部分のブラックの組み合わせ、個人的に大好きなカラーリングでたまりません。しっかりF8まで絞って撮影。纏っている雨粒の形、雨だれが生み出すライン、車体にわずかについたキズなど細かい部分まで見ることが出来ます。ただ高解像と言うだけでなく、色味の表現もナチュラルなのが『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』の長所かもしれません。その時感じた被写体への思いを、そのままカメラに閉じ込めて持ち帰ることが出来るのです。

 


焦点距離:150mm(35mm換算300mm相当) / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

 

超望遠の常識を打ち抜く唯一解

いかがでしたでしょうか。「究極の超望遠性能」を追求して設計したとスペックシートで拝見し、とても気になっていましたが実機に触れて納得しました。マイクロフォーサーズ規格用レンズとしては大きな部類ですが、例えばフルサイズセンサーのシステムで同じ撮影環境を構築しようとすればより撮影者の負担は多くなるでしょう。今まで諦めていた撮影が可能になる、まさに冒頭でも申し上げた通り「夢のような望遠ズーム」がこの『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』なのです。豊富な機能で撮影者を支え、高次元の描写で必ず満足できる写真を残してくれる。望遠撮影を愛好する全ての方に、ぜひお手にとって頂きたいレンズのひとつです。

 
 

Photo by MAP CAMERA Staff

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