新世代大口径望遠ズームレンズ『Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm F1.7 ASPH.』の発売が目前に迫っています。先だって登場し各賞を総なめにした『Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7 ASPH.』とは焦点距離違いの兄弟機にあたります。2本は描写の傾向が似ているというのですから、否が応でも期待が寄せられます。35mm換算で50mmから100mm相当を担い、まるで50mm、75mm、85mm、100mmという開放F値1.7の4本の単焦点レンズをシームレスに扱っているかのような感覚を得ることができます。『Panasonic LUMIX DC-G9 PRO』と組み合わせて撮影してきましたので、ぜひご覧ください。
写真を撮るときは華やかな料理を注文することが多いのですが、この日は4種のチーズのピザを頼みました。モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、クリーム、グラナ・パダーノとあれこれ乗っていても色はいずれも似通っていますから、見た目は非常にシンプルです。しかしよく見てみると端の耳に至るまでなんとも美味しそうに写っています。
ジュークボックスに近寄って覗き込むと、中身がレコードではなくオルゴールになっていました。オルゴールとしてはかなり大きいので、一体どんな音色が響くのか鳴らしてみたかったのですが、静まり返った場所に置かれていたので躊躇してしまいました。写真を見てみると開けられた穴だけでなく盤面表面の小さなヒビまで精細に写し出されています。
裏山を歩いていると、山にドアがついていました。建物にドアがあるのならわかりますが、山にドアというのはなかなか見ない光景です。いつからこの場所にあるのか全体が錆びており、葉に覆われてわずかに身を隠しています。
こちらは路線バスの窓から撮った一枚。駅前で信号待ちをしていたときに、2つの何かがちょうどいい角度で並んだのです。おそらく左にあるのは太陽光パネルに鳩除けのトゲがついたもので、右はアンテナではないでしょうか。窓ガラスの色と夕焼けが混ざることで、普段見ない色合いに不思議なシルエットが浮かび上がりました。
たくさんの黄色いバスが行き交うこの場所。実はワクチンの大規模接種会場前です。黄色いバスは接種する人を駅から運んでくるので、ひっきりなしにこの道を通ります。そんな今年らしい景色を収めました。
こちらも今年らしい一枚。五つの輪が実際よりも輝いて見えるように撮影しました。会場に行くことはありませんでしたが、こうした街中のモニュメントやブルーインパルスが飛ぶのを撮影することで、ほんの少しイベントを肌で感じられたように思います。
新世代の大口径望遠ズーム
開放F値1.7の単焦点レンズ数本を付け替えることなく使えるような感覚を得ることができました。ズームレンズの便利さと大口径単焦点レンズの描写を併せ持つ、新世代の大口径レンズです。各賞を獲得した兄弟機と2本持ちすることで、超広角から望遠まで開放F値1.7通しでカバーすることができます。また防塵・防滴仕様でさらにマイナス10度の耐低温設計でもあることから、過酷な現場でも安心して任せられる相棒になることも大きなポイントです。ぜひお手にとっていただきたい一本です。
Photo by MAP CAMERA Staff