『Panasonic LUMIX S 50mm F1.8』が2021年6月25日に発売されます。開放F値1.8と明るい標準単焦点レンズで、スナップからポートレートまで幅広い撮影を楽しめます。表現力に定評があるSシリーズですから、描写性能と高品位なボケ味は折り紙付きです。AFは高速かつ高精度。駆動音も極めて静かなため動画撮影でも活躍します。そして防塵・防滴に加え耐低温仕様ですから、例えばマイナス10度などの過酷な環境でも撮影に集中することができます。そんな当レンズに『Panasonic LUMIX DC-S5』を組み合わせて撮影してきましたので、どうぞご覧ください。
「オーバー・ザ・レインボー」と名付けられた中国の工芸茶です。丸い状態で乾燥している葉にお湯を注ぐと徐々にほぐされ、このように花が見事に立ち上がるのです。お茶を味わうだけでなく、その過程を見つめるのも工芸茶の楽しみのひとつです。透明感のある描写が被写体にマッチしています。
逆光で輝く蓮の葉。厚みがあるので透けにくいはずですが、その分しっかり発色してくれました。透けて浮き上がる葉脈のテクスチャがなんとも美しいので、ぜひ拡大してご覧ください。
公園に引退した車両が展示されていました。筆者は子どもの頃にこの車両が走っていた沿線に住んでいたので、もしかしたら現役時代に乗ったことがあるかもしれません。揺れない車両にじっくり座ってみると、とても座り心地がいいことに気付きました。「おでかけごっこ」をする子どもたちにも人気ですが、大人にとっても落ち着く空間でした。
以前にもKasyapa用に撮影したことがある平和の像。今回は雲を背景にバックショットです。見たままの立体的な感じを捉えることができました。雲のわずかな切れ間のあたりに鳥がくるよう位置を調整して撮ったことで、重い雲から希望の光が覗いているようなイメージになりました。
サーフィンのフィンは実はいろいろなデザインがあります。フィンはボードの方向を変えるのに使うのですが、どんな波にどう乗りたいのかというニーズに合わせて選びます。この美しい流線形やおしゃれなカラーリングは、何も知らない人がフィン単体を見てもなんとなく海で使うものだとピンとくるかもしれません。
いわゆる「横乗り系」という同じジャンルだからでしょうか。サーファーはスケートボードも嗜むことが多いです。このように車に板とスケボーを突っ込んでいる様子はよく見る光景。冬にはスノーボードが載ることもあります。
見晴らしのいいまっすぐな道路。交通量はあまり多くありませんでしたが、信号に合わせたタイミングで長時間露光することで光の線を描くことができました。実はこの道の奥の方が、とあるキャラクターのシルエットに似ていると言われていて、わざわざ遠方から見に来る方もいるそうです。
フットワークが軽くなる標準大口径
何でも撮れるレンズですが、特にスナップショットに向いていると感じました。スナップショットはスピード感をもって撮りたいものですが、その点においてまったくストレスを感じなかったのです。小型・軽量なのでどこへでも連れだせます。そして画質も良好です。立体感やボケ味が美しく自然なので満足感があり、コストパフォーマンスに優れると感じました。ぜひお試しいただきたいレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff