845: 表現力と携帯性を兼ね備えた常用レンズ『SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN E-Mount』
2023年04月04日
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
シグマIシリーズの大口径単焦点レンズ『SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN』をご紹介します。Iシリーズはこれまでに7本発売されていて、今回ついに「基本の50mm」の登場となりました。シグマの50mmといえば『Art 50mm F1.4 DG DN』がラインナップにありますが、比較すると本レンズの重さは350gで48%減と軽く、全長は68mmと37%ほど短くなっており、大幅に軽量コンパクトに仕上げられています。Iシリーズは2系統にわかれており、ひとつは「高画質と常用性の両立」、もうひとつは「コンパクトネスの追求」をそれぞれコンセプトとしています。本レンズは前者に属します。つまりコンパクトながら画質も追及されている、表現力と携帯性を兼ね備えた常用レンズというわけです。それではフォトプレビューをどうぞご覧ください。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
椅子が好きです。シンプルでありつつも、デザインや座り心地などよく考えられたものに惹かれます。昔ルームシェアしていた友人が家中の椅子をすべて違うものにしていて、座り比べているうちに椅子に興味を持つようになりました。この椅子もなかなかの座り心地だったので一枚。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
外は雨。玄関のたたきには屋根がありますが、庭に置いたフラミンゴや草木はしっとりと濡れていて、しっかり降っている雨をぼんやり見つめます。たたきにある赤い踏み台と、さりげなく画に入っている赤いギンガムチェックのカーテンがアクセントになっています。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
部屋の壁側に置いているベビーベッド。窓が遠いので、やっと届いたような光が布地の凹凸を優しく照らします。立体的な描写にハッとしました。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
ガラス棚に“Devil’s Food”と書かれたクッキーの箱がありました。そのまま訳せば「悪魔の食べ物」。詳しく見ようと手に取ると、普通のクッキーより脂肪分が40%オフと書かれています。何か起きそうに感じられましたが、思いのほか健康に配慮されたお菓子のようです。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
ここはのんびりした土地で、単線を走る電車はなかなかやって来ません。雨の中電車を待つ時間は、頭の中を整理するのにちょうどいいです。スマホをいじったりせず、流れていく時をゆったりと過ごします。その方が贅沢だと思うからです。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
東京に戻ると雨があがりました。雨の名残を感じさせる水滴が付いたネモフィラが愛らしく咲いています。ネモフィラといえば青で縁取られたイメージでしたが、真っ白なネモフィラを初めて見ました。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN
雲がたくさんあり太陽も見えませんが、その雲を染めるピンクがかった光が、雨上がりの空気を優しく照らしています。こんな天気も悪くありません。
表現力と携帯性を兼ね備えた常用レンズ
意外にもIシリーズのラインナップになかった「基本の50mm」が満を持して登場しました。見える景色を実直に捉える使いやすいレンズで、気持ちよく使えるようよく考えられていると感じました。フロントキャップは2種類同梱されていて、プラスチックのノーマルタイプに加え、マグネット式のメタルキャップが付いています。これがまた使い心地がよい上に、本レンズによく似合うのです。そんなちょぴり特別感のあるこのレンズをいろいろな方におすすめしたいですが、これまでのIシリーズに共感する方には特に使っていただきたいです。
Photo by MAP CAMERA Staff