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677:『SONY FE 50mm F1.2 GM』

677:『SONY FE 50mm F1.2 GM』

2021年04月25日

絞り:F1.6 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

ついにG Master史上、初となる開放F値1.2の大口径標準単焦点レンズ『SONY FE 50mm F1.2 GM』が発売されました。レンズ構成は10群14枚、0.01ミクロン単位という高い精度で表面を製造管理している超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ3枚の採用。開放F値1.2ながらも画面全域で高い解像性能と小型・軽量化も実現しています。11枚羽根の円形絞り、最短撮影距離はなんと40cmと高い接写性能。XDリニアモーターを4基搭載し高速かつ静音性に優れたAFも実現させています。繊細なリング操作にもよく反応するリニア・レスポンスMFを採用していてマニュアルフォーカス派の筆者も満足の操作性でした。最高峰の50mmレンズ『SONY FE 50mm F1.2 GM』の写り、ぜひご覧ください。

開放絞りから素晴らしい解像を見せるレンズですがF1.6と僅かに絞るだけでもグッと引き締まります。この程いい硬さと立体感がクセになる描写です。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

背景にちょうど咲き盛りのチューリップを配置して開放絞りでボケ味を見てみましたが、これだけ騒がしい背景でもボケに煩さは感じません。極薄のピント面もぜひ拡大してご覧ください。ちなみに1枚目のネモフィラはF2で撮影しています。産毛まで解像しつつ前ボケも綺麗なまま。凄いレンズだなという感想しか出てきません。

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

F4で絞った1枚。手前の大きな木の枝が素晴らしい立体感で描写されています。全景写真を撮るときにも間違いなく活躍してくれるはずです。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

この距離から開放絞りで布の織目まで解像できているという事実に衝撃を受けました。この1枚のみフル解像度でご覧いただけますのでぜひ拡大してご確認ください。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

一見するとモアレのように見えますが、これは高解像度のレンズだからこそ。拡大して表示するとピント面は色被りなく細かい石がびっしりと詰められている様子が分かります。アポクロマートレンズではよく見る現象なんですが、まさかF1.2の開放絞りで同じ現象を見れるとは。衝撃の1枚でした。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

少し日が傾いてきたので少しイジワルに角度を変えながらフレアゴーストが出るポイントを探しつつ逆光性能を見てみました。大口径レンズなのである程度フレアゴーストが出るのは想定内。ただ想像以上に好感の持てる出方といいますか、むしろポートレートなどで柔らかい光を表現をしたい時には重宝します。そしてそんな光の環境でもピント面の解像が落ちないのがこのレンズの凄いところです。口径食が気になる場合はF1.8くらいまで絞ってもいいでしょう。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

このレンズの開放値F1.2の被写界深度はびっくりするほど浅くほんの僅かなズレでピントが外れてしまうほど。しかしだからこそジャストにピントが来ればこの距離間があっても被写体の輪郭を描き出す力があります。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

室内撮りや夜間撮影でもレンズの明るさのおかげでISO感度を上げずに撮影することが出来るのも魅力です。撮影距離が短くなるほど解像のピークは落ちてしまうものですが、本の装飾の細部まで解像出来ています。アウトフォーカスへのボケ方も綺麗でうっとりしてしまう表現力です。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

被写体の自転車にピントを合わせたまま動体にはブレが欲しかったためシャッタースピードを落としましたが、しっかりとしたピントのキレと立体感ある写りに驚きました。どんな距離間でもしっかりと被写体に立体感が生まれる描写に改めて感動してしまいました。

 

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + FE 50mm F1.2 GM

 

 

「G Master」の最高峰

「F1.2」の明るさを持ちながら開放から高解像なレンズが登場する時代。光学技術は新たなステージに上がろうとしている段階のように感じます。ソニーの標準域のレンズのラインナップには個人的にも銘玉だと思っている『Planar T* FE 50mm F1.4』や驚異的なハイコストパフォーマンスレンズ『Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA』が存在しています。「G Master」といえどその位置づけを変えることは難しいのではないか、と多少厳しめな視点から試写をしたのですが、いざ使ってみるとピントのキレや立体感。ボケや表現力どれを見ても「なるほどこれは凄い」と納得するに十分なレンズでした。「G Master」の中でも最高峰と謳うこの『SONY FE 50mm F1.2 GM』すでにソニーの標準域レンズに満足しているユーザーにも使っていただきたいです。

 

Photo by MAP CAMERA Staff


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