833: 20mmから、という新基準『SONY FE 20-70mm F4 G』
2023年02月12日
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
「20mmから」という新基準の標準ズームレンズ『FE 20-70mm F4 G』をご紹介します。Gレンズらしい高精細な写りと自然なボケ味を筆頭に、幅広い焦点距離をカバーしつつも長さ10cm足らずで重量は約488gと携行性に優れるなど、魅力にあふれる誰もが使いたくなるレンズです。ミラーレス一眼カメラに付けっぱなしにして日常のすべてを作品に残したり、超広角の画角で印象的な構図の写真を撮ったりするのにもよさそうです。また動画撮影においても活躍するレンズなので、広い画角を活かした複数人でのVlogをはじめ様々なコンテンツ制作に役立ちます。今回は『α7C』と組み合わせて撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
冷え込む午前10時。公園のベンチの背もたれが作る影の部分だけ、土に霜がおりていました。太陽が移動するに従い、暖かい光の角度も変わっていくので、霜の位置も徐々にスライドしていって霜は小さくなっていっていました。カメラを持っていなければ気づかなかった小さな秘密。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
大きなシャボン玉が風に乗って流れていきます。表面も波打ち、まるで意思を持っているかのよう。もしも宙を泳げるイルカと散歩したならば、こんな感じになるのかもしれません。従来比約60%高速化しているというAFの速さも感じることができました。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
海にやって来ました。こんな広々とした景色を収めたいときには、20mmの超広角の出番です。標準ズームレンズを付けてきたと思ったら20mmまで世界が広がるのですから、こんなレンズほしくないわけがありません。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
湘南の海はいろいろなところに行きましたが、ここのエリアの海はとても綺麗な色をしています。魚は見えないものの、住んでいる生き物も違うかもしれません。最短撮影距離が25cmからと短いので、出会えた海の生き物を大きく写すこともできます。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
ここに来ると毎回撮りたくなるレトロなレストハウス。建物は年季が入っていますがおしゃれで、古さもこの素敵な佇まいの演出に役立っているように思います。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
映画館のハイテーブルに天井の電球が映っています。テーブルはよくある木製のもので特別によく反射するものではありません。でも条件が揃うとこんなにも綺麗に映り込むのです。映画の前に気分を盛り上げるのにピッタリです。
使用機材:SONY α7C + FE 20-70mm F4 G
レーシングカーが展示されていました。車はどう撮ると格好よく見えるかいつも迷います。今回はリア側からローアングルで狙います。
20mmから、という新基準
『FE 20-70mm F4 G』の存在を知ったとき、20mmからという焦点距離に驚きました。標準ズームのワイド端といえば28mmや24mmが多い中で、20mmという超広角。広大な風景を目にしたとき、イベントで大人数の集合写真を撮りたいときなど、そのわずか数ミリメートルにこだわって使いたくなります。そして10cm足らずの小型・軽量さですから、その使い勝手の良さをどこへでも連れていくことができるのです。しかし実際に撮ってみて感じたのは”G”レンズならではの画質の良さです。ピントがあった部分のキレのよさと美しいボケ味が魅力です。間違いなく人気が出るレンズであると確信しています。
Photo by MAP CAMERA Staff