Panasonic GX7 MarkII インタビュー【Part 3】 | THE MAP TIMES 
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Panasonic GX7 MarkII インタビュー【Part 3】

[ Category:Panasonic|掲載日時:2016年05月25日 18時21分]









    GX7 MarkIIはデザインにもかなりこだわられたとお聞きしました・確かに先代と比べてみるとよりエッジの効いたデザインになったというか、洗練された印象がありますよね。背面液晶の作りを見ても出っ張りが少なくてフラットな印象を受けます。



    おっしゃる通りです。極力凹凸などをなくしてスッキリとさせる事にこだわりました。シルバー塗装については、2コートの仕上げ塗装を行っておりまして、一層目の塗装は金属粉を含んだ高輝度の塗装を行い、二層目にマットクリア塗装を施す事によってより色と質感に深みが出るようにしています。



    GX8のシルバーが膨張感をさらに出しているという声を聞いたりした事があったのですが、それより違うシルバーになっているのでしょうか?



    そうですね。いま説明をした仕上げ塗装が違う事で今までのシルバーとは光沢感や質感が違うものにしました。



    確かに比べてみると先代のGX7とは同じシルバーでも全然違いますし、GX8と比べても塗装のテカリ感が抑えられていて落ちついて見えますね。



    いろいろと試行錯誤を繰り返しまして、どうやれば高品位に見えるのかという点にこだわりました。



    なるほど。しかし他社製カメラやレンズを見てもシルバーの色って難しいですよね。『限定色のシルバー』として出してもレンズのシルバーと色味が違っていて装着時にチグハグに見えたり、同じメーカーのレンズであってもモデルによってシルバーの色が違うことがあります。

    パナソニック製のレンズでいうと先代のGX7あたりからマット調の塗装に変わったと思うのですが、今後もカメラに合わせてレンズの塗装も気にかけてくれるとカメラの美観を気にするユーザーからすると嬉しいですね。



    シルバーって本当に人それぞれの好みが分かれる色でして、明るいものからガンメタまでシルバーって言うんですよね。その中でどのシルバーが品位があって良く見えるかというと『LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.』がそうなのですが、この辺りの色味を狙ってマットな塗装で仕上げています。



    続いて操作系のデザインについての質問なのですが、ボタンレイアウトなどはGX7と比べて大きな変更点はありますか?



    ダイヤルやボタンの配置はGX7のものを踏襲してそのまま直感的に操作できる作りになっています。4Kフォトやフォーカスセレクトなど専用ボタンは増えたのですが、基本的には同じ操作系で使えるようにと工夫してあります。

    また、カメラボディを持っていただくと分かるのですが、GX7に比べて重量は重くなっています。これはボディ内手ブレ補正が新しいものに変わっているためと、熱処理の為に銅製の放熱板が入っているためです。



    放熱板ですか。



    はい。4K動画の能力向上ために放熱板が入っています。この事によりスチルカメラボディとして初めて時間制限なしの4K録画を可能にしました。



    時間制限なしの4K録画ってすごいですよね。



    このボディサイズにあらゆる機能を詰め込みつつ、4Kを無制限に録れるように開発するのは非常に難易度の高い事でしたね。熱シミュレーションというのを何度も繰り返し、基板の位置や構成も配慮しながら設計しています。



    ストリートスナップ機を主題にしてあまり動画に関しては踏み込まないようにしていたのですけれど(笑)、9万円前後の最新カメラで4K動画が無制限に録れるって相当コストパフォーマンスが高いですよね。



    そうですね。実はそこもストリートスナップに繋がるんですよ、そのくらい熱や性能に考慮して作ってあると4Kフォトをいつでも、どこでも、どんな時にでも使えるというメリットがあるんです。それこそ何十分も4Kフォトで連写するというシーンはないと思いますが、その後に熱が原因で写真が撮れなくなるという心配をしなくてもいいように作られています。



    少し話が逸れた質問になるのですが、動画機能が30分以上収録できると輸出の際に『ビデオカメラ』としての関税が掛かる、そのために撮影時間の性能を抑えていると聞いた事があるのですが、あれは都市伝説なんでしょうか?



    欧州に関して本当です。しかし国内ではその制限はありません。撮影時間の制限を設けている主な理由は熱問題ですね。








    レンズについての質問なのですが、ライカ基準って何??というところでして、私たちの感覚からするとライカが設けているただならなる厳しい基準が引かれていると思っていたのですが実際はどういう基準なのでしょうか?



    もともと我々のLUMIXレンズ自体の基準も高く設けているのですが、ライカの基準はそれにも増して光学の基準ですとMTF性能、色収差、コマ収差、歪曲収差、さらにゴースト、フレアなどのレベルが高いところを求めていまして、それをクリアしていないと承認してもらえない。ライカの名前は付けられないというのがあります。それに加えて製造の工程でも高い基準がありまして、それもクリアしていないと承認してもらえないというのがあります。



    なるほど。ライカというとやはりドイツのイメージがあるのですが、パナソニック製のライカ製品に関しては国内設計・生産を行って、のちにライカの承認を得るという形なんですね。他メーカーの話になるのですが、あるドイツブランドのレンズを製造する基準でコントラストと解像力の基準が特に厳しいという事を聞いた事があります。ライカ基準は何か特有の厳しい条件というのがあったりするのでしょうか?



    特有のという事はないですね、その代わり全ての基準が厳しいです。光学設計の特定の基準だけで「こうしなさい」という指示は無いのですが、設計段階からすべての基準についてライカと共同で開発を行っているので、その品質が担保されていると言えます。




    とはいえMTF性能に含まれる解像力とコントラストに加え、各種収差、逆光耐性が求められるという事は本当に光学性能の全てですよね。それだけパーフェクトな物を求められると作り手側としては大変じゃないですか??



    そうですね。しかしそれくらい高い基準の元で作られたレンズだからこそライカブランドとして、お客様にもその価値を認めていただいて買っていただいていると思います。また、ライカの基準があるわけでは無いのですがレンズデザインも我々の方で「ライカはこうあるべき」と考えています。やはりお客様も「ライカだから」という期待をされていると思いますので、光学性能と合わせてデザインにもライカレンズはこだわりを持って作っています。



    なるほど、ライカではありますが『MADE IN JAPAN』の確かなモノづくりがあって完成したライカなのですね。



    はい。ちなみに現在のライカのレンズ工場は山形県の天童市にあるのですが、レンズの磨きや洗浄の工程等で使用している水は地下1500mから天童の地下水を汲み上げまして、それを使用しているというこだわりもあります。




    この度は詳しい解説をありがとうございました。

    GX7 MarkIIはGX7の持っていた機動性をキープコンセプトに、さらなる性能の進化とカメラの質感向上を図ったモデルです。まだ『Dual.I.S.』や『空間認識AF』という言葉は浸透していないかもしれませんが、撮影時にとてもアドバンテージとなる機能だという事もわかりました。皆様にも『Panasonic GX7 MarkII』の魅力を感じて頂き、製品購入のご検討を頂けましたら幸いです。

    今後ともマップカメラでは製品の開発コンセプトや、その魅力をお客様へしっかりとお伝えできるように努めていきます。









[ Category:Panasonic|掲載日時:2016年05月25日 18時21分]



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