【Leica】ズマールと行く北海道旅行
冬の寒さが最も厳しくなる2月。札幌で行われるさっぽろ雪まつりを終着点に設定し、5泊6日の北海道旅行へと行ってきました。
持って行った機材は『SONY α7II』と『Leica ズマール L50mm F2』と『Voigtlander ULTRON 35mm F1.7 Vintage Line Aspherical VM』の計3点。今回のマップタイムズでは、その中でも『SONY α7II』と『Leica ズマール L50mm F2』の組み合わせで撮影した写真をご紹介いたします。
時期はすこしずれていますが、別のスタッフも最近北海道旅行に行っていたようで、意外と冬の北海道に訪れる人は多いんだなと思いました。持って行った機材の大きさと多さにかなりの違いがありますが…。
出発当日、東京は生憎の雨模様。
はじめて飛行機に乗るためのバスに乗りましたが、社会科見学のようで楽しかったです。
実は今回使用しているズマールは、ちょうど2年前くらいにマップカメラで難あり品として販売されていたもの。びっくりするほどのクモリ具合が逆に楽しくて購入後しばらくはそのまま使い続けていたのですが、(その時のブログはこちら)そろそろ綺麗にしてあげようと思いオーバーホールに出しました。その結果、拭きキズはどうにもならなかったものの、クモリはほとんど綺麗に取れました!正直ここまで綺麗になるとは思っていなかったので嬉しかったです。
ご自身でメンテナンスが出来る方は、ぜひ難あり品から掘り出し品を見つけてみてください。
飛行機が北へと向かうに連れて、だんだんと景色が白に染まってきました。
北海道旅行1日目は函館へ。空港でレンタカーを借りた私たちが真っ先に向かったのは、観光名所である五稜郭でも函館山でもなく、北海道にしかない大人気のハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」でした。
今回の旅行の最大の目的はさっぽろ雪まつりですが、それと同じくらい大事なのが北海道のグルメを味わうこと。別のスタッフの北海道旅行ブログでは美しい風景の写真がたくさん掲載されていましたが、私のブログは食事の写真多めでお送りいたします。
東京とは打って変わって、函館はとても良い天気でした。晴れているのに雪がちらほら舞ったりとなかなか東京では見ない光景に遭遇することもしばしば。
しかし、つい数か月前まであんなにクモっていたレンズだとは到底思えない写りです。少し絞るだけですっきりとクリアな描写を見せてくれました。
差し込む光が良い感じです。線の1本1本はシャープですが、どこか柔らかい描写なのはズマールだからこそ。
ライカレンズの中でも比較的安価であるということもあり、大人気のズマール。最近は前と比べて中古で見かけることも少なくなりました。もし中古で出会えたらラッキーです。
函館では「世界三大夜景」の1つとも言われる夜景を函館山から臨むことができます。
そして、それとは別に「裏夜景」と呼ばれるスポットが存在していることをご存じでしょうか。この写真の場所はちょうどその裏夜景スポットなのですが、さすがに昼間では私たちしか人がいませんでした。夜になるときっとたくさんのカメラマンでにぎわうことでしょう。気になった方はぜひ調べてみてください。
五稜郭に移動すると、周りの池がすっぽりと雪で覆われていました。よく見ると動物の足跡が。
少し時間が空いたので、近くにあったカフェへ。柔らかな光が店内を包みます。
50mmは風景の一部を自然に切り取ってくれます。最近は35mmを使うことが多くなっていましたが、やっぱり50mmもいいなと感じた1枚です。
ズマールの独特な絞り羽根の形状は、ずっと見ていられる美しさ。少し絞ったときに現れる6角形のボケが可愛らしいです。
さて、ここで本日の1番の楽しみ。回らないお寿司です。値段の記載のないところだったのでお会計の際にすこしヒヤヒヤしましたが、納得の美味しさ。北海道は何を食べても美味しいですが、やはり魚介類はその中でもレベルが違います。
お腹もいっぱいになったところで、三脚を抱えて函館山ロープウェイに乗り込みます。
眼下に広がる函館の夜景が無数の点光源となり美しいボケを見せてくれました。
つい5分前まで少し雪がちらついている程度だったのに、山頂に着くころにはすごい吹雪に。とても寒かったですがこれはこれで楽しかったです。肝心の函館山の夜景はズマールではなく『Voigtlander ULTRON 35mm F1.7 Vintage Line Aspherical VM』で撮影をしたので、またの機会に…。
ズマールと行く北海道旅行、いかがでしたでしょうか。これから2日目、3日目と別のレンズで撮影した写真もありますので、近いうちにまたブログに掲載したいと思います。お楽しみに。