【SONY】α7III その進化に迫る Part1
マップカメラが注目するα7Ⅲの特徴 | α7Ⅲは凄い!
ライバル機とスペック比較 |
α7IIユーザーのみならず、多くのカメラファンから期待されていた『α7III』が遂に発表されました。その詳細は驚くもので、操作系やボディ形状はα9やα7RIIIと共通するものへ一新。センサーは裏面照射型へと進化し、AFに至ってはα9以上の693点像面位相差と425点のコントラストAFを併せ持つハイブリッドAFへと強化されました。ベーシックグレードでありながら上位機種よりも優れた性能も目立つ『α7III』。今回は注目すべきポイントをピックアップし、ご紹介致します。
新開発の裏面照射型CMOS
約15ストップのダイナミックレンジ
有効約2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーを新たに開発し、画像処理システムも新世代の画像処理エンジンBIONZ Xと画像処理をサポートするフロントエンドLSIに一新。常用ISO感度を最高ISO51200まで高め、ISO100~51200(拡張ISO50~204800)の広い感度域をカバーし、暗所や薄暗い場所でもノイズの少ない高感度撮影ができます。低感度時は、約15ストップの広いダイナミックレンジを実現。一新した画像処理システムにより、色再現性をより高め、ポートレート撮影における肌色や、鮮やかな花の色などを自然に描写します。
10コマ/秒の高速連続撮影
10コマ/秒のサイレント撮影を実現
最新のシャッターユニット採用に加え、画像処理システムを刷新することで、従来機『α7 II』比の2倍となる最高約10コマ/秒のAF/AE追従高速連写を実現。無音・無振動のサイレント撮影時にも、同様に最高10コマ/秒で連写できます。さらに、ライブビュー方式では最高約8コマ/秒の高速連写が可能です。バッファメモリーの大容量化に加え、システムの高速化とUHS-II対応のSDカードスロット採用などにより、JPEGスタンダード約177枚/圧縮RAW約89枚/非圧縮RAW約40枚の連続撮影ができます。
5.0段分に進化したボディ内5軸手ブレ補正機能
高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載し、手ブレ補正アルゴリズムも最適化したことで、5.0段の補正効果を実現し、様々なブレに対して5軸でブレを検出して高い補正効果を発揮します。静止画撮影中の手ブレ補正効果は、シャッターボタン半押しまたはピント拡大表示中にライブビュー映像で確認することができます。さらにボディ内手ブレ補正は、すべてのEマウントレンズはもちろん、マウントアダプターを介して装着するAマウントレンズなどでも活用できます。加えて、動画撮影時も5軸で手ブレを高精度に補正します。
AF-Cモードに対応した
「瞳AF」
瞳を検出してオートフォーカスする瞳AF機能の検出精度・速度が向上し、AF-Cモードにも対応。瞳に安定して追従し続け、正面からうつ向き顔になった場合や振り向いた瞬間など、ピント合わせが難しい状況でも、瞬時に瞳を検出しピントを合わせて追従します。また、AF時の顔優先が[入]時は、シャッター半押しやAF-ONボタンを押すだけで自動で瞳AFが作動するようになりました(AF-Sモード時のみ)。さらにマウントアダプターを介してのAマウントレンズ装着時(※対応レンズの詳細は、メーカーサイトをご覧ください)も瞳AFに対応します。
デュアルSDカードスロットと
マルチセレクター
α9、α7RIIIと同様にデュアルスロットを搭載。スロット1はUHS-II対応なので、大容量の撮影データも高速で書き込むことが可能です。
また、操作系は『α7RII』と共通したものになり、AFポイントを任意で変えることのできるマルチセレクター、そしてAF-ONボタンが追加になったのが大きな進化点です。
α9のAFシステムを最適化した最高峰のAF性能
撮像エリアの約93%をカバーする範囲に693点の像面位相差AF。コントラストAFは従来機『α7 II』の25点から425点に多分割化し、検出精度が大幅に向上しています。AF速度は低輝度時に最大2倍向上。動体追従性能においては、イメージセンサーからの読み出し速度の高速化に加え、最新の動体予測アルゴリズムを本機に最適化して搭載することで、従来機比約2倍に向上しています。また、AFアルゴリズムの進化により、AF-SモードでのAF検出輝度範囲の下限値はEV-3(ISO100相当/F2.0レンズ使用)を達成し、暗いシーンでも高精度な撮影が可能です。
α9・α7RIIIと同じ大容量バッテリー
「NP-FZ100」採用
α9、α7RIIIと共通のバッテリー、NP-FZ100を採用することにより容量が大幅にUPしました。ファインダー使用でミラーレス業界最大となる約710枚の静止画撮影が可能です。
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