
4月に入り暖かな日が続いたからか自宅で育てているチューリップが満開になりました。
3本のうち1本だけつぼみの姿も見えない状態ですが、これから何色のチューリップが咲くのか楽しみにしています。
これからの季節は花も多く生き物の姿も見えてくるので、個人的に撮影に出かける回数が増える時期となります。
ということで今回はさっそく「RF85mm F2 マクロ IS STM」を使用して撮影に出かけました。ボディは初期に登場したフルサイズミラーレスの「EOS RP ボディ」です。
ハーフマクロ撮影が可能な中望遠単焦点レンズということでさっそく最短撮影距離0.35m付近で鮮やかな桃色の花を切り取ってみました。適度に背景の花の形を残したかったのでF5.6まで絞っています。
冬の間は寂しかった花壇も色鮮やかに生まれ変わっていました。
アーチ状の入り口から流れるように咲く白い花。下から撮影してみると葉脈の細かなディテールも精細に描写してくれています。
花壇のチューリップはちょうど見ごろを迎え、赤白黄色と懐かしの童謡が聴こえてきそうなほどです。
前後のボケもとけるようで、前ボケや後ボケをどこにどう入れようかと考えるのも楽しくなります。木漏れ日も丸ボケとなっていいアクセントになってくれました。
あまり人通りのない小川ではよく野鳥が水浴びをしたりしています。この日は1羽の鴨がのんびりと泳いでいました。
アジサイの葉から零れた日差しで日光浴中のカナヘビ。目が合っている気がするのは筆者だけじゃないはずです。
森の奥へ続く階段にピントを合わせた1枚と、階段のすぐ脇の鮮やかな黄色の花にピントを合わせた1枚。
どこに続いてるのだろうと気になるような階段が好きだったりします。
長さ90.5mm、質量約500gのレンズは思いのほか取り回しやすく、薄めのボディである「EOS RP」でもちょうどいいバランスといった具合です。
小型のミラーレスボディの発売が続いている今、価格的にも手を出しやすいRFレンズの1本ではないでしょうか。
筆者はスナップ的に一部を切り抜いたり、マクロをいかしたクローズアップでの撮影が好きで好んで使用しているレンズですが、中望遠レンズとあって主題を浮き立たせるような描写をしてくれるため、ポートレートレンズとしてもおすすめのレンズとなります。
これからの季節にぜひおすすめしたいRFレンズの1本です。