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【FUJIFILM】「X RAW STUDIO」の時間

【FUJIFILM】「X RAW STUDIO」の時間

こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。

東京地方はここ1、2週間、雨の足音が鳴り止まず、梅雨本番といったところです。
大雨に見舞われている
地域も多いようなので、くれぐれも気象の変化にはお気を付け下さい。
外出が消極的になりがちなこの時期、私はというと、過去に撮った写真データを見返しながらお気に入りのプロファイルを探る日々を送っています。

そう、「X RAW STUDIO」で。

なお、この記事では、まだ「X RAW STUDIO」を使ったことがない。「X RAW STUDIO」って一体何?といった方向けの記事となります。そのため、基礎的な内容となりますことをご容赦下さい。


「X RAW STUDIO」とは

「X RAW STUDIO」は、2017年11月にFUJIFILMからリリースされた無料のRAW現像ソフトウェアです。このソフトウェアの一番の特徴は一般的な現像ソフトウェアとは異なり、パソコンとカメラをUSBケーブルで直接繋ぎ、RAW現像を行うところにあります。撮影したカメラの画像処理エンジンを活用して現像をするため、コンピューターの処理能力に依存することなく、スピーディーで高品質な現像処理を実現させられます。また、同様にカメラ内で現像処理が行われることで、各々の現像ソフトの性質や特性に左右されずに、FUJIFILM純正の画作りを得ることができます。

「X RAW STUDIO」の特徴
①カメラ内の画像処理エンジンを使用
②現像処理のスピードが速い
③カメラ内現像と同品質の現像処理が可能


「X RAW STUDIO」の使い方

初めに接続の手順です。

  1. カメラ側の接続設定を変更する
    カメラのセットアップメニューから接続設定を変更します。PC接続モードを「USB RAW 現像」にします。
  2. パソコンとカメラをUSBケーブルで接続する
    注)撮影したカメラと接続するカメラを必ず同じカメラにして下さい。同一のカメラでないと現像処理を行うことができません。
  3. カメラの電源を「ON」にする
    ON」にすると背面のLCDが消え、LEDランプが緑色に点滅します。
  4. インストールした「X RAW STUDIO」を起動する

次に画面構成です。


①接続しているカメラ
②画像元フォルダ選択
③ヒストグラム&画像情報表示
④サムネイル表示&サムネイルフィルター選択
⑤プレビュー表示選択(シングル表示、補正前 / 補正後の2画面表示)
⑥プレビュー表示ツール(ハンド、ズーム、等倍、全画角など)
⑦プレビュー表示
⑧プロファイル選択
⑨画像編集パラメーター
⑩現像ボタン

※注)画面の左右と下部の表示領域は「◀︎▶︎▼」を選択することで、「表示/非表示」を切り替えることができます。

では、実際にRAW現像の作業に入っていきます。
作業といっても想像しているよりずっとシンプルなものです。
イメージとしては、カメラ内のRAW現像をパソコンの大きい画面で行っていると想定してみて下さい。
ここからは主に画面左側にあるパラメーターを使って作業をしていきます。
パラメーターには露出や色、トーンなどに関わる補正項目が並んでおり、
この項目を調整していくことで、思い通りの画を作り込んでいくことができます。


例えば、上の画像のようにフィルムシミュレーションの項目を変更したければ、その項目を選択すると、
ポップアップが現れ、各種フィルムシミュレーションを割り当てられるようになります。
また、割り当てたいフィルムシミュレーションをマウスオーバーするだけで、
そのプロファイルをプレシュミレートしてくれるため、探り探り作業をしたい時などにはとてもうれしい仕様となっています。
上の画面では、チェックマークが付けられている「クラシッククローム」が現時点で割り当てられているプロファイルです。
マウスオーバーされている「ASTIA/ソフト」は青くマーキングされ、暫定的にプレビュー画面に適用されます。
そのままクリックすれば、「ASTIA/ソフト」を適用することができます。
この作業を編集したい項目間で繰り返しながら、RAW現像を進めていきます。

注)画像編集に表示される各種パラメーターは接続しているカメラの画像処理エンジンに依存します。


左上の「BEFORE/AFTER」を選択すると二画面表示に切り替わり、プロファイルの効果を確認することができます。


右上の「プレビュー表示ツール」を使うと、プレビュー画面を拡大縮小して確認できるため、「シャープネス」や「ノイズリダクション」の調整時にとても役立ちます。


思い通りの画に仕上がったら、右下の【現像する】を選択すると、ポップアップウィンドウが表示され、JPEGファイルが書き出されます。
現像が完了すると、画面下部のサムネイルに元のRAWファイルに紐付けされた形でJPEGファイルが生成され、一連のRAW現像の作業は終了です。

(応用編)

ここからは応用編と題して、「X RAW STUDIO」の便利な機能を紹介していきたいと思います。


まずは、「ユーザープロファイル」機能です。
この機能は、自分の設定したプロファイルをユーザープロファイルとして登録し、いつでもそのプロファイルを呼び出すことができる機能です。
画像の編集が一通り完了したら、右上の「プロファイル」項目の「ユーザープロファイル」の【保存】を選択します。
ポップアップが表示されるので、ここにプロファイル名を入力してOKを選択すれば、ユーザープロファイルが登録されます。
今回は、「newspaper」という名前で登録しました。
この「newspaper」のプロファイルを他のRAWファイルの画像に適用させることで、ワンクリックで画像を編集することができるため、とても便利な機能です。


次に「サムネイルフィルター」機能です。
画面下部のサムネイル表示の左にあるフィルターを選択することで、サムネイル一覧に表示される画像を編集することができます。
例えば、「RAWデータのみの表示」や「RAW/JPEGデータを一括表示」などその他にも様々な条件で表示方法を選択できます。
また、それぞれの画像データにレーティング(星数)も付けられるため、0〜5の星の数に準じた条件に絞って、サムネイルに表示することもできます。
上の画像では、「RAW/JPEGデータを一括表示」と「レーティング4以上」を選択した状態になっています。
この「サムネイルフィルター」機能を上手に利用することで、現像すべき画像をスピーディーに抜粋でき、作業効率の向上に繋がることでしょう。

 

編集作例

「X RAW STUDIO」で編集した写真の作例になります。
左右で現像処理前と後で並べていますので参考にしてみて下さい。

 

まとめ

今回はFUJIFILM純正のRAW現像ソフト、「X RAW STUDIO」を使ってRAW現像を行ってみました。
このソフトの最大の魅力は、カメラ内の画像処理エンジンを使ってRAW現像を行うことです。
その結果、RAW現像に使用するパラメーターをカメラと同じ構成・項目で再現でき、いつもの操作感でRAW現像を行うことができます。
その他にも、画面の背景色を銀塩写真のラボ機材にも採用されている「検定グレー」と呼ばれる色にすることで、微妙な色合いの違いを判別しやすくする工夫を凝らしたりと、色の再現性に定評のあるFUJIFILMならではのこだわりがそこかしこに隠されています。

そして何よりこのソフトを最大限に活用することで、パソコンの大画面で自分のお気に入りのプロファイルを追求していける点はFUJIFILMユーザーにとって大きなメリットではないでしょうか。
ここで設定したユーザープロファイルを、そのままカメラ内のカスタム設定に割り当てることで、次回の撮影からはJPEG撮って出しでお気に入りのプロファイルを手軽に楽しむことが可能になり、より一層FUJIFILMの世界を堪能することができることでしょう。

X RAW STUDIO」はFUJIFILMXシリーズ公式サイトから無料でダウンロードできます。
FUJIFILMユーザーの方は是非この機会に「X RAW STUDIO」の時間を愉しんでみて下さい。

▼今回使用した機材はこちら▼

[ Category:etc. FUJIFILM | 掲載日時:21年07月10日 12時00分 ]

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