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【Leica】持ち運びのし易さが気軽に日常を変える「KISTAR 40mm F2.4 M」

【Leica】持ち運びのし易さが気軽に日常を変える「KISTAR 40mm F2.4 M」

コンパクトなサイズがレンジファインダーカメラのスタイルにマッチする『KISTAR 40mm F2.4 M』。
秋の行楽シーズンのお供にも最適ですが何でもない日常を非日常に変える幻想的な写りをするレンズをご紹介いたします。
木下光学研究所という光学メーカーから発売されている「キスター」シリーズのレンズで今回はMマウントのタイプです。
カメラは『Leica M11』を使用しています。
画角と明るさのバランスが絶妙でレンズの全長は28.4mm、重さも180gで付けっぱなしに最適です。

みなとみらい駅の地下からようやく抜け出し、天気の良さに思わず記念に撮影した1枚。
カメラ好きの方であれば一度は目にされたことがある景色だと思います。
開放で独特の描写をするレンズなのであえて絞り込まずに撮ったところ周辺の光量落ちと
ソフトな描写が中央にピントを合わせたタクシーをミニチュアのように演出しました。

絞り開放での逆光の描写です。
コンパクトなレンズなのでフードを付けると全長が2倍ぐらいになるのが悩ましいところ。
手でハレ切りをするか構図の工夫が必要かもしれません。

1枚目は絞り開放で2枚目がF11あたりまで絞り込みました。
開放では周辺光量落ちとソフトな写りが幻想的な雰囲気を演出し、絞り込むと目が覚めるようにハッキリとした写りに変わるところが面白いです。
筆者は絞り開放時の観覧車にところどころ差す光がお気に入りです。

川に差し込むキラキラとした光に目を奪われ撮影した1枚。
絞り羽根が6枚の偶数なので枚数分の光芒が綺麗に写し込めました。
水の色の再現具合やとろりとした質感がよく写るレンズだと感じました。

絞り開放での夜景の描写です。
画面手前の点光源が扇形になっているのがご覧頂けると思います。
口径食により画面の隅がレモン型に写っている写真はよく見ますが、
ここまでハッキリと点光源が扇型になるレンズを初めて体験し、また一段とレンズの世界の面白さを知りました。

コンパクトなパンケーキスタイルがM型ライカにマッチし身も心も軽くなる『KISTAR 40mm F2.4 M』。
40mmの画角は少し広めですがレンズの小ささゆえ被写体に1歩踏み込む勇気を与えてくれます。
街中でカメラを持って歩いても自然に溶け込めるスタイルがシャッターを切る回数を増やし、
目測でピントを合わせる練習をしてみたりと写欲が高まるレンズです。
独特な点光源のボケ味をこれからの紅葉のライトアップやクリスマスイルミネーションに活かして撮影するのも面白そうです。


 


 


[ Category:etc. Leica | 掲載日時:23年11月12日 17時00分 ]

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