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【Voigtlander】へりあーさんぽ 40mm F2.8

【Voigtlander】へりあーさんぽ 40mm F2.8

Heliar(ヘリアー)とは、Voigtlander (フォクトレンダー)のレンズの名称で、トリプレット型のレンズ構成をより発展させ、前後を貼り合わせた3群5枚レンズにつけられていました。

今回使用したHELIAR 40mm F2.8 VMは3群5枚構成の純粋なヘリアータイプです。

以前VM-E Close Focus Adapterと併せて使用するヘリアー40mm F2.8が存在しましたが、そのレンズ構成をそっくりそのまま入れたMマウントで使えるコンパクトな一本です。

今回はそんなVoigtlander HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VMとへりあーさんぽに出ました。

 

今日は生憎の雨。

しっとりと降りしきる雨の中、コロンとかわいいヘリアーとふらり。

霧雨でほぼすべての音が吸収され、雲越しに見える山景もなんだか厳かに見えます。

比較的しゃっきり写るという前評判を聞いてはいましたが、いやはや本当にその通り。

“サンハン”と呼ばれるLeica Summaron L35mm F3.5と同様のサイズ感。

 

周辺減光も非常にスムーズです。

雪国と言えば雪吊りだと思っていたのですが、低草は”囲い”と言われる竹や木の板などで三脚状に覆ってあげています。

右上端の妖しいボケ方がなんとも魅力的です。

 

硬質な表現もなんのその。

筆者は最近レンガの積み方について調べたことで、いつも何気なく見ていたレンガの建物が急に魅力的に感じるようになりました。

 

残雪の白がうねるようにボケています。

山間部の村落には独特の雰囲気があり、長野から岐阜にかけてふらりと散歩に出たこともあります。

ほんの数キロ離れただけの村落でも全く雰囲気が違ったり、観光資源に頼っているところとそうではないところがあり非常に面白いです。

 

すっかり晴れた翌日、日光の下では非常にコントラストが高い現代的なレンズです。

周辺部にかけてスムーズに減光する為、作品作りに是非取り入れたい要素です。

 

この写真を家で現像しながらヘリアーで撮って良かったと心から思いました。

中心部の解像度、周辺部の個性を出し過ぎない滲み方、派手過ぎない周辺減光。

そして何よりレンズ自体の質感。

全てが調和して撮っていて楽しい、帰って現像して楽しい最高の1枚です。

 

最後はヘリアーらしい一枚を。

最短撮影距離までぐっと近寄って背景をボケで回します。

桜ではなく薄ピンクが、菜の花ではなく鮮やかな黄色がぐるりと回りかけ独特な風合いを楽しめます。

 

さんぽのお供にヘリアーを。

今回はHELIAR 40mm F2.8 Aspherical VMとお届けしました。

 

 

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:22年04月27日 14時00分 ]

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