【Voigtlander】実はいろいろ…こんなレンジファインダーカメラあります!

なかなか家から出るのも憚られる昨今、写真を撮りに行くのも難しい状況。

しかし「自分に合うカメラって何だろう?」と改めて考えられる時間とも言えます。

今は一眼レフやコンパクト、ミラーレス、中判デジタル等々…最近では様々なカメラが販売されています。

その中でも今回はフィルムカメラ、しかも最近ではなかなか見る事が少ないこの3台

 

 

Voigtlander BESSA-R4A(左) Carl Zeiss Zeiss Ikon ZM(中央) Konica HEXAR RF(右)

所謂「ライカ以外のメーカーから発売されたレンジファインダーカメラ」である3台。しかしどれも未だに大人気。

「なんでそんなに人気なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

共通しているのはこの3台は全て絞り優先オートが使用可能です。ライカではM7のみ絞り優先オートでの使用が可能。

電池が無いと動作しない”という電子式ならではの欠点もあったりはしますが、手軽に使えるというメリットは

とても大きいはず。しかしこの3台、どれも個性が違うので少しばかり解説してみましょう。

 

 

初めにKonica HEXAR RF。1999年にKonicaから発売されたモデルです。

このカメラは他の2台とは違い、巻き上げも自動式。サクサク撮れるのが大きな魅力。

ファインダー倍率も0.6倍と28mmや35mmを組み合わせると使いやすい組み合わせ。

 

 

シャッター速度も最大1/4000とレンジファインダーカメラとしては高速です。

但し自動巻き上げによるモーター作動音が大きい為、人によっては気になる部分。

AELや連写(!?)まで搭載した一つの完成形と言っても良いでしょう。

今こそライカのMデジタルでは当たり前に備わっている連写モードをフィルム機で一早く採用していたのは驚くばかり。

 

 

レンズはM-HEXANONというライカMマウント互換のレンズ群が発売されました。

28,35,50,90とライカと同じようなラインナップですが、面白いのは21-35mmのDUAL LENS。

一本のレンズで21mmと35mmを切り替えられる…「ズームと何が違うの?」と聞かれると答えに詰まってしまいますが、

レンジファインダーのカメラで複数の焦点距離が入ったレンズは少なく、ライカのトリ・エルマー(こちらは3焦点!!)と

Konicaの21-35mmしか恐らくありません。なかなか珍しいレンズなので、入荷してもすぐに旅立っていきます。

 

 

お次はVoigtlanderのBESSA-R4A。

BESSAシリーズはラインナップも多くのユーザーの嗜好に応え、コストパフォーマンスの良さから

今でも人気の高いシリーズ。同時にあまりにも種類が多く、どれを買えば良いのやら…悩みも尽きません。

このBESSA-R4Aは一体どんなカメラなのか?一言で言うと「広角特化型」になります。

マウントはライカMマウント互換のVMマウント…つまりはライカのMマウント機。

 

 

こちらも絞り優先オートを搭載。シャッター速度は最大1/2000。

巻き上げ式なので撮影した後はレバーで巻き上げる動作が必要になります。

実はBESSA-R4A以外にもR4Mというモデルがあります。これは絞り優先オートの有無で分かれており、

R4Aは絞り優先オート搭載の電子式、R4Mはマニュアル露出のみの機械式。

使いやすさで言えばR4Aになりますが、撮りなれている人であればR4Mも選択肢に入ってくるでしょう。

 

 

注目すべきはココ!フレームセレクターの焦点距離表示をよく見ると21mmと25mmの表記が!

「広角特化型」と呼んだ大きな理由はここにあります。

レンジファインダーカメラで21mmと25mmのフレームをボディのファインダー内に表示できるのは正にBESSA-R4のみ。

ライカでも0.58倍にファインダー倍率を広角レンズ用に変更したものはありますが…このカメラは0.52倍。

よって広角ではなく35mmや50mmのレンズを装着するとフレームの表示が非常に小さくなります。

90mmも装着可能ですが…このカメラは90mmのフレームを持たない為、表示ができず“心の眼”で撮影する事になります。

 

 

最後はこちらも大人気。CarlZeissが発売したZeiss Ikon ZM。

現在も発売されているライカMマウント用であるZeissのZMレンズの多くはこのカメラと共に発売されていました。

シャッター速度はBESSA-R4Aと同じく1/2000まで、巻き上げ式です。

 

 

こちらもBESSA-R4Aと同じく絞り優先モード搭載。巻き上げの感触も実用的な意味で使いやすく手軽に楽しめる本格派。

直線的なボディと軽快でキレのあるシャッター音、BESSAシリーズも同じ特徴ですが、

ファインダーの見え方がとにかく綺麗で使っていて頼もしい1台。こちらも入荷と共に旅立ってしまう事が多く…

「欲しいと思ったら買い!」という気持ちで購入される方が多い印象を受けます。

 

 

レンズは現在も生産され続けているZeiss ZMレンズが併せてラインナップされていました。

装着しているのはTele-Tesser 85mm F4 ZM。実は他のカメラやライカと違う部分として

フレーム表示が28,35,50mmまでは従来のレンジファインダー機と同じですが、望遠は85mmになります。

ライカや先述したHEXAR RFは望遠側は90mmのフレームを持っているのですが、Zeiss Ikonは85mm。

ポートレートに使う人も多い焦点距離を使える事もあって、ここも人気の秘訣でしょうか。

 

 

いかがでしたか?「ライカと同じようなカメラで、手軽に使えるカメラは無いかな?」とお考えの方には、

この3機種、どれも強い個性があり一概に優劣という物差しでは測れない魅力に溢れています。

実際に使ってみると非常に使いやすく、気が付くと毎日使いたくなる今回の絞り優先オート3兄弟。

各特性と自身の好みと照らし合わせて、もしコレだ!と思ったら迷わず買う事をお薦めします!

[ Category:etc. | 掲載日時:20年04月21日 14時00分 ]
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