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【Voigtlander】至高の準広角レンズが、装いを新たに帰ってきた。

「Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II Z」が本日発売となりました。

まずは外観から見ていきます。
他のフォクトレンダー製Zマウントレンズと共通化された、大口径のZマウントにマッチするような太い鏡筒にリニューアルされました。F値はレンズ側の絞り環のみで操作する形です。

APO-LANTHARの象徴である、光の三原色を表現したマークがいいアクセントになっています。

旧型の「APO-LANTHAR 35mm F2」と外観を比較してみます。
光学系や絞りの形状などはそのままに、外観がリニューアルされた本レンズ。鏡筒が一回り太くなっているのが分かるかと思います。また、フードに関しては従来はねじ切り式の短いものが付属していましたが、新型ではバヨネット式になり、かつフード全長が長くなったため遮光性も高くなっています。

早速ではありますが、絞りを変化させた際の描写の変化を見ていきます。
上の作例がF2、下の作例がF4での撮影です。

2枚の作例の違いはほとんど周辺減光の強さだけと言ってもいいかと思います。
木々の枝という高周波成分の多い被写体ではありますが、開放から抜群の解像度で枝の1本1本まで描き分けることができます。
F4まで絞ると周辺まで余裕のある描写となります。今後より高画素のセンサーを積んだボディが登場しても十分に対応できそうな画質です。


開放から抜群の解像度を誇るレンズを使うと、どうしても絞りを操作することを忘れてしまいます。ここから先の作例はすべて開放で撮影したもの。
開放から抜けのよい画になるため、被写界深度と相まって唯一無二な写真になります。

画面右側から光が差し込んできています。一本の木にも葉の色づきに差がありますが、これを見ればなぜ色づきの差が出るのか、一目で分かります。

いずれの写真も、空の青と色づいた葉の赤のコントラストが美しいです。フォクトレンダーのレンズで空を写したときの青色が好きです。

細かなテクスチャやわずかなコントラストの差まで拾ってくれるので、目の前にある被写体が質感そのままに写真という二次元空間に落とし込まれたように感じます。

日が暮れ、イルミネーションが点灯されました。
開放F2は大口径と言えるスペックではありませんが、開放でも十分な画質が引き出せるというのはアドバンテージです。画質の低下を考えることなく、機材のスペックに表現を制約されず、積極的に開放が使えるレンズは写真を撮っていて楽しいです。

今回使用したNikon Z8の有効画素数は約4571万画素。その高画素センサーのスペックを最大まで引き出すことができます。奥に見えるメリーゴーランドの部分を拡大すると、周りを囲う柵や装飾まで確認することができます。等倍で鑑賞しても全く画質のほころびが見られないので、画素数という制約を超え、どこまでも写せてしまうのではないか、そう錯覚させられます。

 


フォクトレンダー史上最高性能を誇る35mmレンズが帰ってきたことを、一介のカメラファンとして嬉しく思います。最高性能と聞くとガラスの詰まった大型のレンズを想像しますが、このレンズは身構えるような大きさではありません。クラシカルなデザインのZfに装着してもよし、APS-Cセンサー搭載の機種と合わせてもバランスは良好かと思います。ボディを選ばず使用できるので活躍の幅が広いレンズです。

▼レンズは本日発売です!▼

▼インターネットからのご注文で2年間の保証がつきます!▼



[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Nikon | 掲載日時:24年12月13日 17時00分 ]

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