【APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical】その描写性能を楽しむ
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「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」といえばフォクトレンダー史上最高性能を謳う標準レンズです。
その描写性能は言わずもがなというところではありますが、今回はそんな「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」で過去に撮影したものも含め写真はもちろん動画も楽しんでみました。
「蜘蛛の糸」といえば芥川龍之介の児童向け短編小説にもありますが正にそれを彷彿とさせるような糸が伸びていました。
砂の一粒一粒がしっかりと描写されており驚きました。
無機物を撮り、無機質を表現するのにこのレンズの右に出るものはいないのではないでしょうか。
この冷ややかといえるほどの写りは素晴らしいです。
空の青、葉の緑、梅、それぞれの色、背景のボケも綺麗に表現されています。
こちらも夕日のオレンジから紫に徐々に変わっていることが綺麗に表現されております。
また、雲から伸びる影も余すことなく表現されています。
さて、写真をこれだけの表現で撮影できるのならば動画であればいかがなものかと思い撮影してみました。
解像力、色、コントラスト。それぞれ動画でもフルに力を発揮してくれていることがよくわかりました。
特に砂浜の砂が風に飛ばされているところは一粒一粒を描写しており驚きました。
せっかくの動画なので少しでも動きを楽しもうと思い少し多めにフォーカスインで撮影しました。
このレンズは滑らかな操作感覚のフォーカシングを実現しています。
今回使用したボディはa7IIIですがマニュアル操作時に便利な機能であるピーキング機能やフォーカス拡大機能を補助的に使用し、そこに先の滑らかなフォーカシングが相まってとても良い操作感でした。
「フォクトレンダー史上最高性能」
その誇りに恥じない素晴らしいレンズです。