【BlackmagicDesign】シネマカメラを買いました。
今までフィルムばかり使っていた筆者もデジタル化の波に乗りデジタルカメラを使うようになりました。
しかしどうでしょう。
昨今は動画がブームのようです。一眼レフからミラーレスになったかと思えばあれよあれよという間に動画性能が重視されるようになりました。
動画と聞いて思い出すのが友人と自主製作映画を撮っていた学生時代。
私の学生時代はミラーレスカメラも大流行、とはいかずに徐々に盛り上がってきている頃。
フルハイビジョンでの動画制作が多く、当時4Kの撮影できるカメラは学生の私にとっては高価なものでした。
その後、Hi-8やminiDVといったテープカメラに寄り道(脱線)をしつつ、「やはり動画は綺麗な方が良い」という結論に至りました。
そしてとある機材を導入したのですが。まずはそれで撮影した動画をご覧ください。
ここからは機材の紹介を動画の内容を交えながらご紹介しようと思います。
今回購入したのはBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kです。
略して「BMPCC 4K」とも呼ばれます。
なんともかっこいい見た目です。
シネマカメラというと映画の撮影シーンでみられるような大型なものを思い浮かべますが、本機は「ポケット」という名前からしてコンパクトです。
筆者もシネマカメラが何たるかは簡潔に説明することが難しいですが、このBMPCC 4Kで良いなと思っているところは「BRAW(ビーロウ)」と呼ばれるBlackmagic RAW動画が非常に編集がしやすく編集上も動作が軽い点です 。
最近よく目にするLogに比べトーンや色調の調整がしやすく感じます。なのでクリエイターの方などがよく使っている印象です。
今回の映像も撮影したものから色合いの編集を施しています。
それでは動画を切り抜いて映像を見ていきましょう。まずはきらきらとした場面からスタートです。
ここではCONTAX Planar T*50mm F1.4 MMにmetabones Speedboosterを使っています。
縮小光学系のアダプターでアダプターにもレンズが入っていますのでいつものPlanar 50mmとは異なるフレアが出ました。
このBMPCC 4Kはマイクロフォーサーズ規格を採用しています。なので焦点距離の計算は35mm判換算で約2倍です。(厳密にいうとBMPCC 4Kは1.9倍。)このmetabones Speedboosterは縮小光学系のアダプターで中にレンズが組み込まれており、焦点距離が1.4倍になり、だいたい50mmで70mmくらいの感覚で使うことができます。
レンズが組み込まれていない通常のアダプターですと、35mm判換算で50mmが100mm相当になりますのであると便利なアダプターです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
こちらは Planar T*85mm F1.4 AE Germanyです。
独特のクセがあるレンズで現行レンズでは出せない味があります。
シネマレンズとして人気の高いCarlZeissのレンズを使用するCONTAXレンズ。
その描写には心を奪われます。
最近よくインコを見かけるようになりました。
調べてみると「ワカケホンセイインコ」という種類のようです。
BMPCC 4KはCanonのLP-E6タイプのバッテリーを使用していますが、撮影時には消耗が早く外部バッテリーは必須です。
筆者はNP-F互換のバッテリーを使用していますが、長時間の撮影にはVマウントと呼ばれるバッテリーのほうが向いています。
メディアは外付けのSSDを使用しています。SDカード、CFast2.0カードなども使用可能ですがそのままPCに挿し編集に移れるのでSSDのほうが利便性が高く感じます。
また、リグと呼ばれるオプションパーツを使用しカスタマイズし撮影がしやすくしています。
筆者の場合はケージ・ハンドル・サンフードを用意しました。下についている四角い物はバッテリーケースです。
このカメラについて気になった方はこちらのブログをご覧ください。
製造するBlackmagic Designはオーストラリアに本社をおく総合映像機器メーカーです。
映画、放送業界向けのプロフェッショナル用カメラや、ポストプロダクション向けのソフト等を主としています。
そのBlackmagic Designが、よりコンパクトに、より多くの人にシネマカメラの性能を体験できるように、と登場したのがBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K です。
付けるレンズの重量によってもバランスが変わって来るので、場合によっては下記のようにバッテリー部を移動させたりもします。
シネマカメラはレンズ沼だけでなく「リグ沼」も存在します。
より自分好みにカスタマイズできるのはマニア心をくすぐります…。
今回取り上げたBMPCC 4K の他にEFマウントを採用した6Kタイプもあります。
画質にこだわるのであれば4Kより6Kのほうが情報量も多くマイクロフォーサーズ規格の本機はミラーレスなのでアダプターで様々なレンズを使うことが出来るのが良いなと思い導入しました。
Cマウントなども付けて雰囲気のあるルックも作りやすいと思います。
普段はムービーでなくスチルすなわち写真を撮影していることが多いので映像は難しいなと感じます。
その理由の一つに一瞬の切り取りではなく連続する時間を写すことがあります。
ですが、それはとても新鮮に感じることでもあります。加えて月並みですが、映像は今まで以上に表現の幅が広がるとも感じました。
もともと音楽に携わっていたので今回のように自分で作った楽曲を合わせることができるのでより楽しく感じられました。
どうやら今年は動画元年になりそうです。