【Canon】東京から小一時間の世界(後編)
急に思い立った八丈島一泊二日の旅、前回に引き続き後編をお送ります。
前日は早朝から山へ海へ動きっぱなしで、普段眠りが浅い私もノンストップで寝ていました。
しっかりとしたお宿に泊まっていたのですが、滝のような雨が窓に打ち付ける音でその朝は目覚めたのでした。
底土港にて。
朝食をとっている間もずーっと滝のような雨が降っていました。
レンタルバイクで島を回っているため、今日は厳しいか…と思いましたが
チェックアウトする頃には不思議と陽射しが出てきます。
数十分でガラッと天候が変わり今日の撮影が始まったのでした。
今日は島の南側を八丈一周道路で時計回りに回ります。
まず向かったのが八丈町天然記念物「ポットホール」
八丈一周道路から林道に入り、途中からはこのような道を沢伝いに登っていきます。
河床が削られ、そこに水の貯まる窪み何個も連なって出来ています。
きれいな光が当たっている場所を見つけました。
八丈島の東端の石積ケ鼻に建っている「八丈島灯台」
あまり海は望めませんが、目の前まで道路が続いておりアクセスが良いです。
現在は廃止されてしまいましたが、灯台放送(船舶気象通報)で「八丈島灯台」の
名前を聞いたことがあります。ここから放送されていたと思うと感慨深いです。
写真は持参したものの殆ど使っていないTS-E24mm F3.5Lでライズして撮影しました。
再び森の中へ。緑が綺麗です。
暖かい地方に見られる植物。多分ヘゴだと思います。
関東平野周辺の山々ではここまで大きな木生シダはみかけません。
「裏見ヶ滝」滝の裏側に回って撮影ができます。
EOS-1DとLレンズの防塵防滴構造で安心して撮影に臨みました。
事前に調べたところ水量が少なく迫力が無い、などの口コミがありましたが、
朝に雨が降っていた影響なのか水量があって迫力でした。
滝の上を見ると…豊かな森が広がっています。
身近な山は人工林が多く、自然の豊かさを感じます。
いよいよ一周もゴールが見えてきました。大坂トンネル展望台より。
前回記事で夕暮れ時の訪れた海岸と八丈小島が見えています。
「大里の玉石垣」最後に訪れたふるさと村の敷地内にあります。
かつて流人が玉石を運んで来て積み上げたそうです。
それにしても大きさや形が綺麗に揃っていますが、八丈島では丸い石が豊富に取れるのでしょうか。
ふるさと村の伝統的な家屋には、施設の管理や説明をしてくれる地域の方がいました。
「ちょっとお茶でもいかが」と誘われ、地元のお話をいろいろ伺います。
旅行では地域の方と触れ合う機会が少なく、地元のお話は大変ありがたいです。
そうこうしている間に、本日の東京行き最終便の時間がきてしまいました。
借りていたバイクを返却して空港へ。離島の空港はどこも雰囲気が有って好きです。
どんどん島は小さくなり上空へ。
あっという間に東京に戻ってきてしまいました。窓から見えるのは海ほたるPA。
無事に羽田空港へ到着し、一泊二日の八丈島旅行が終了したのでした。
羽田空港から小1時間、手軽に行ける距離でありながら豊かな自然と静かな世界。
仕事に追われて忙しい都会とは全く異なる、ゆっくりとした世界は広がっています。
レンタカーやレンタルバイクを運転できる方であれば一泊二日でなんとか回ることができます。
バックパックにカメラを詰め込んで、あなたも次の連休にぜひ訪問してみては。
今回主に撮影に使用しましたEOS-1D MarkIVやEF24-105mm F4L IS USMシリーズ
EF16-35mm F4L IS USMはこちらからお求めいただけます。
EOS-1D系にLレンズの組み合わせは大きく重く、今回のようなシチュエーションでは
携帯性で不利な面もありますが、その確実な動作と間違いない描写で今回も大活躍でした。
特に飛行機に乗ったり山を歩いたりする旅行では持ち出せる機材に限度がありますが、
16-35mmと24-105mmの2本がありますと、ほぼすべてのシチュエーションで間に合わせることが可能です。
気兼ねなく使いたいお客様には中古品をお勧め致します。
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