【Canon】雨の日、EF100mm F2.8Lマクロ IS USMで彼岸花をマクロ撮影
秋風の涼しさを感じるようになってきた、と思えば季節感を無視したかのように肌寒い日が続きました。
つい先日までの威勢の良さはどこへいったのか太陽も姿を隠し、変わりに雨日が増えたかのように思います。
小雨がしとしと足下を濡らす日。
自宅から徒歩20分程にある彼岸花が咲く場所へ訪れました。
花弁から今にも溢れ落ちそうな滴。
風は弱々しくも吹いていましたが滴り落ちる前に撮影できました。
マクロレンズを使うことで、普段肉眼では見ることのできない世界が広がります。
微風が花を揺らして写真に動きを加えました。
ピントが合っている場所とボケとブレ。
これらが重なり合い、静止している画像の中に時間が流れている様に見えます。
今回の写真の中で一番のお気に入りとなりました。
巾着田や日向薬師のように何百万本の彼岸花が咲くような場所ではありませんが、ひっそりとささやかに咲いている彼岸花を見るために毎年訪れるようになりました。
群生地帯に広がる朱色の絨毯のような景色も素敵ですが、ポツンとただ1本が佇む姿も絵になります。
彼岸花は開花期が短く、あっという間に見ごろは終わってしまいます。
来年も忘れずにこの場所で彼岸花の姿を楽しめますように。