2021年9月9日 「SIGMA STAGE Online」にて「C 90mm F2.8 DG DN」「C 24mm F2 DG DN」の二本の発売が発表されました。
新しく発表された「I」シリーズ。
メーカー公式HPでは
「レンズは撮影機材であると同時に、撮影という時間を共にする存在でもある。そう捉えると、撮れる画以外にも大事にしたい要素で溢れています。」
「“綺麗な画が撮れる”、それ以上の価値を追求し、道具選びを通して自分らしいスタイルを大切にする。そんな人々に「私はこれ」と選ばれる存在でありたい。その想いからシリーズには“I”の字を冠しています。」とあります。(SIGMA公式ホームページより引用)
圧倒的な描写力・解像力を持つカメラやレンズが台頭しつつある中で、個に寄り添い、愛され続ける「道具」としての面も大切にしていくという考え方はSIGMAというメーカーだからこそ成せる業なのではないでしょうか。
はやくも全6本となった「Iシリーズ」各種特徴などをまとめてみました。
すべてはここから始まりました。
2019年にfpと共に発表された45mm F2.8。
50mmよりも少し広いというところにグッと心を奪われた思い出があります。スナップにも使い易い画角で引いても良し。寄っても良しな一本です。
作例はこちらをご覧ください。
Kasyapa 538:『SIGMA Contemporary 45mm F2.8 DG DN』
2020年に発表になったのが「C 35mm F2 DG DN」,「 C 65mm F2 DG DN」,「 C 24mm F3.5 DG DN」の3本です。
開放絞りがF2となった35mmは前作の45mmと比べて少し大きな印象。
Iシリーズの中には「高画質と常用性を両立」するものと「コンパクトネスを追求」するものと二つのラインアップがあります。
この35mmは「高画質と常用性を両立」したモデル。
気になる作例はこちらをどうぞ。
Kasyapa 643:『SIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN E-Mount』
Kasyapa 657:『SIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN L-Mount』
続いてこちらは65mm F2 DG DNです。
45mmの発表時もそうですが65mmという画角にもグッときました。映画撮影用レンズにも採用されることもあるという画角です。
ライカのビゾフレックス用のエルマーも65mm。一度使ってから忘れることのできない一本です。この65mm F2 DG DNきっとそうなるのでしょう。
50mmを使っていてもう一歩。というシーンにも役に立ちそうです。
作例はこちら。
Kasyapa 646:『SIGMA Contemporary 65mm F2 DG DN E-Mount』
次はC 24mm F3.5 DG DNです。
ラインナップとしては45mmと同じラインナップです。コンパクトさを追求した一本。
最短撮影距離が10.8cmと非常に寄れます。被写体にググっと寄って撮影することができます。
広い画角はスナップに持ってこいです。また、fp Lならば6100万画素を活かし最大5倍のデジタルクロップズームを活用しこの一本でさらにスナップの幅を広げることができます。
作例はこちらからどうぞ。グッと寄ったダイナミックな世界をお楽しみください。
Kasyapa652:『SIGMA Contemporary 24mm F3.5 DG DN L-Mount』
Kasyapa 653:『SIGMA Contemporary 24mm F3.5 DG DN E-Mount』
・・・
そして2021年9月9日に新たな2本が追加になりました。
インプレッションについてはこちらをご覧ください!
とりわけ今回発売された「C 24mm F2 DG DN」はIシリーズのコンセプトを象徴する一本なのではないでしょうか。
「24mm」は2021年の1月に発売された24mm F3.5 DG DNがすでにあります。「24mm」という画角を用意するというだけで判断するのであればひとまず一本ラインナップされていれば良しとされるかもしれません。ですが、星空撮影などをしたい方は少しでも明るいレンズが欲しいところ。そんな要望に応え「F2」が登場したのではないでしょうか。スナップなどでも幅広い被写体を撮りたいという方ならばF3.5でも十分に撮影できます。それぞれで必要とするIシリーズのコンセプト通り「道具選びを通して自分らしいスタイルを大切にする」を実現し、Iシリーズのコンセプト通り、「24mm」という画角を使う一人ひとりにも寄り添っているように感じます。
F3.5と比べて大きいと言ってもこのサイズに収まります。
Panasonic S5に装着してみました。ジンバルでのバランスも取りやすそうですし動画でも使い易そうな一本。
最後にC 90mm F2.8 DG DNです。
まず何といっても中望遠の90mmとしては驚異的なコンパクトさ。開放F値も2.8ですからボケも期待できます。
そして重量も295gとかなり軽いです。取り回しやすいのでどこにでも持ち出したくなってしまいます。気になる被写体をギュッとまとめて切り撮ってしまうことも可能です。
余談ですが、この外観を見たときになんとなくFATという愛称でも知られるライカのテレエルマリート90mm F2.8の姿が頭をよぎりました。
Leica SL2に装着してもこのサイズ。驚異的な小ささです。
35mmや50mmを付けているようなサイズ感で持ち運びができます。
いかがでしたでしょうか。早くも6本となったIシリーズ。
様々な個性を持ったレンズから目が離せません。
新たに加わった2本はこちら!
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