【SONY】α7Ⅳ × FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS × 2x Teleconverter
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Beyond basic「次代の、新基準へ」———。
新たなベーシックモデルとして登場したSONYのα7Ⅳ。
ベーシックモデルとしては素晴らしく人気を博したα7Ⅲの発売から三年半の月日が過ぎ、SONYのベーシックはどのように変わったのでしょうか。
今回、我々Map CameraのSONYコーナー担当スタッフが各々好きなレンズとα7Ⅳを組み合わせて撮影をしてきましたので
それらを作例と共にご紹介出来たらと思います。
私がチョイスしたのは「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS × 2x Teleconverter」です。
鳥瞳AFが搭載されたα7IVで野鳥撮影を行ってみよう!と思ったのがきっかけとなりました。
向かったのは都内の公園。
入園して早々ちらっと見えた野鳥を撮影してみました。
超望遠レンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 」に焦点距離を二倍にするテレコンバーター「2x Teleconverter」を装着。
最大で1200mmの超望遠域での撮影ですが、手持ちで運用することができるので三脚や一脚を別途で用意する必要はありません。
被写体のサイズが小さいと瞳AFは反応しないので、中央にAF枠を設定してトラッキング機能を用いてピント合わせを行いました。
一度ピントが食いつくと、周りの枝に迷うこともなく正確にピントを合わせてくれます。α7IIIに比べてAF性能がより向上しているように感じました。
細かく幹を突いて回るコゲラを発見、さっとカメラを構えてレンズを鳥へ向けます。
テレ側600mm側の状態でファインダーを覗いても、どこを映し出しているのか把握できず、鳥はどこへ行った?とファインダーから目を離して目視で確認してみたりと、不慣れゆえにもたついてしまうこともしばしば。
200mm側にぐるっと戻してからファインダーを覗き込む癖付けを意識することで、撮影後半になるとスムーズに被写体を追えるようになりました。
ヒヨドリが木の実を突いている姿をα7IVの鳥瞳AFが的確に捉えました。
AF枠を気にすることなく撮影が行えるので、瞬間に見せる表情や行動に集中することができます。
ヒヨドリは関東では年中観察する事ができるのですが、特に春先になると桜の蜜を吸う姿をよく見かけるイメージがあります。
先祖は熱帯に住んでいたようで、その名残で甘い蜜や果物が大好物のようです。物凄く甘党な鳥なのかもしれません。
すばしっこく歩き回るキセキレイ。
小さい鳥ほどサッと移動してしまい、ピントが抜けてしまう経験がある方も多いと思います。
α7IVと FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの組み合わせであれば瞳AFが働いてAF追従してくれるので、フレーミングアウトさえ気を付ければしっかりとピントが合った写真を撮影することが可能です。
公園で見かけて驚いたのがワカケホンセイインコです。
1970年代のころにペットとして飼われていたインコたちが野生化したものが、今でも都内で定着しているようです。
派手な見た目で目立ち、鳴き声も独特で近くにいればすぐに見つけることができます。
念願のカワセミもしっかりと捉えることができました。
テレコンバーターを使用することで1200mmの超望遠を実現、被写体との距離が離れていてもグッと引き寄せて撮影することが可能です。
テレコンバーター使用で合成絞り値が大きくなってもAFがしっかりと作動、追従するのはα7IVの性能あってこそ。
(AF-Cかつ連写時に像面位相差AFが使える絞り値の範囲の上限値はF22)
超望遠レンズ×鳥の撮影において、α7IVとの相性は抜群といっても過言ではありません
以上、いかがでしたでしょうか?
野鳥の撮影の敷居を一気に下げてくれたα7IV。
野鳥撮影の経験がある方は勿論のこと、初めてトライしてみようかな?という方に非常におすすめできる一台です。
ボディだけでなくレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」も優れた一本。
200-600mmをカバーする焦点距離に加え、インナーズームなのでホコリの混入も防ぐことができ、柵などの障害物が目の前にあったとしても干渉を気にすることなく使用することができます。
セットで「2x Teleconverter」を使えば夢の1000mmを超える世界にも手が届きます。