【SONY】ついに発表!α7SⅢ
約5年の間、ユーザーは待ち続けました。
そして、待望の情報が本日2020年7月29日に発表されました。
α7SⅢ
SONYのフルサイズミラーレスシリーズα7
その中でも「S」を冠する機体は動画撮影に特化しているシリーズです。
本記事は、マップカメラスタッフが魅力に感じたα7SⅢの期待したいポイントをまとめたいと思います。
映像クリエイターの感性に応える、α7Sシリーズ新世代モデル
フルサイズで有効約1210万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーを新開発。有効画素数が多くないことで、低ノイズと広いダイナミックレンジが実現できます。
常用ISO感度は80~102400、拡張最高ISO感度409600となります。
さらに、新画像処理エンジン「BIONZ XR(ビオンズ エックスアール)」が搭載され、画像処理の遅延時間を短縮するとともに、動画・静止画処理能力を大幅に向上しています。
フルサイズ領域での4K全画素読み出しや、印象的な表現を可能とする多彩な動画性能
新開発フルサイズイメージセンサーと新画像処理エンジン「BIONZ XR」の搭載で、画素加算のないフルサイズ領域での4K全画素読み出しのほか、10bitのビット深度、4:2:2カラーサンプリング、高効率なMPEG-H HEVC/H.265コーデック対応、All-Intra記録など高い映像品質を実現しています。
4Kでの最高120pのハイフレームレート動画記録
最大120p(*)のハイフレームレート動画を4K解像度によるカメラ内記録に対応。(*QFHD(3840×2160)。約10%画角がクロップされます)
4K解像度で最大5倍のなめらかなスローモーションにより、印象的な映像表現が可能です。
4:2:2 10bitのサンプリングに対応しているほか、圧縮形式はフレーム間の差分情報を用いて圧縮を行うLong GOP、およびフレーム単位で圧縮し高画質記録を行うAll-Intra方式も選択できます。
編集の自由度を高める「16bit RAW出力」
拡大するRAW収録への要望に応え、αシリーズ初、HDMIケーブル経由でカメラから対応する外部レコーダーへの16bit RAW動画の出力が可能になりました。
高度なポストプロダクションにおいて高い編集自由度を提供します。
また、フルサイズ4264×2408 (16:9アスペクト)、16bitの映像出力が可能で、フレームレート(60p/50p/30p/25p/24p)が設定できます。
さらに、XAVC HS 4K/XAVC S 4K/XAVC S-I 4K動画の本体内記録をしながらHDMI経由でRAW映像を出力が可能なうえ、プロキシー記録も選択できます。
α7Sシリーズ初、被写体をすばやく捉え、粘り強く追随するファストハイブリッドAF搭載
位相差検出AFとコントラストAFを併用したファストハイブリッドAFを、α7Sシリーズとして初搭載されました。
4K 120p記録を含む全動画記録モードで、浅い被写界深度でも動きの速い被写体に高精度かつなめらかに、ワイドなエリアでフォーカスを合わせ続けます。
フォーカスエリア内の被写体の手前に何かが横切ったときや、絞りこんでの撮影でも、スムーズでふらつきのないピント合わせが可能です。
手持ち撮影を強力にサポートする高性能手ブレ補正「アクティブモード」
手持ち撮影に特に有効な5.5段分の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載。(CIPA規格準拠、Pitch/Yaw方向、 Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時)
カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムにより、αシリーズボディとしては初めての手ブレ補正効果を向上させる動画専用の「アクティブモード」に対応しました。
(アクティブモードでは撮影画角が少し狭くなりますため、焦点距離が200mm以上の場合はスタンダードに設定することをおすすめします。)
高音質録音が可能なデジタルオーディオインターフェースに対応
カメラ本体の「マルチインターフェース(MI)シュー」に、デジタルオーディオインターフェースを追加。
これにより、別売のショットガンマイクロホン「ECM-B1M」やXLRアダプターキット「XLR-K3M」との組み合わせで、音声をデジタル信号のままダイレクトにカメラに伝送、劣化のない高音質録音を実現します。
また、XLR-K3Mと本機を組み合わせることで、αとして初めてデジタル4chや24bitでの音声収録もサポートしてくれます。( 4chおよび24bitの音声収録にはXLRアダプターキットXLR-K3Mが必要です)
音声の記録フォーマットを、48kHz/16bit 2ch、48kHz/24bit 2ch、48kHz/24bit 4chからメニューで選択できます。
従来のMIシュー接続と同様にケーブルフリー・バッテリーフリー仕様のため、αシステムとして動画撮影時の自由度が上がります。
撮影の自由度を高めるバリアングル液晶モニター
α Eマウントボディとして初めて、バリアングルタイプの横開き背面モニターを搭載。
横方向に176度、上方向180度、下方向90度と自在に可動するバリアングル機構で、手持ちの動画撮影時、ジンバルに搭載している場合や状況記録用の自撮り、また地面すれすれのローポジションでの迫力ある撮影など、静止画・動画撮影を問わず、状況に応じた自由なポジションやアングルでのフレーミングが可能です。
また、約144万ドット、3.0型の大型のタッチパネル液晶を採用。
さらに、タッチトラッキングやタッチフォーカスに加え、新たにメニューやファンクションメニューのタッチ操作が可能になりました。
クラス最高解像度の広視野、新開発高性能電子ファインダー
世界初、クラス最高解像度(*2)の約944万ドットの高精細OLEDを採用し、接眼光学系や機構も大幅に進化した電子ファインダーを新開発。(*2 2020年7月ソニー調べ。フルサイズミラーレスカメラにおいて)
従来のUXGA Tru-Finderに比べ約1.6倍の高解像度化を実現したほか、 世界最大(*2)0.90倍のファインダー倍率(*3)、撮影画像の対角視野角約41度(全表示領域では約43度)、25mmのハイアイポイントと周辺までの歪みの低減で、すみずみまでクリアな映像を映し出します。(*3 50mmレンズ、無限遠、視度-1m-1時)
静止画撮影時の[ファインダーフレームレート]を[標準(60fps)]・[高速(120fps)]から選択可能。[高速(120fps)]モードでは、ファインダー内で被写体の動きがよりなめらかに表示されるので、動体撮影時も被写体を追いやすくなります。
防塵・防滴性能、表示レスポンスや被写体に応じたモード設定など、全方位でプロのユーザビリティに配慮したファインダーが、撮影を強力にサポートします。(防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません)
長時間連続録画を可能にする新開発の放熱構造
膨大なデータ処理を行う画像処理エンジンやイメージセンサーを含むカメラ全体で、熱の発生を高精度に解析し放熱経路を最適化されたことで、1時間を超える高精細4K60p動画の記録を可能にしています。(ソニー内部測定条件。XAVC S-I 4K 4:2:2 10bit記録、25℃(室温および録画開始時のカメラ温度)、自動電源OFF温度[高]設定、条件によって撮影可能時間は変わります)
また、スマートフォンなどにも用いられる熱伝導性に優れたグラファイト素材を、ソニー独自の「Σ(シグマ)形状」に加工し、手ブレ補正ユニットに組み込みました。
この画期的な構造により、手ブレ補正時のイメージセンサーユニットの円滑な動作を妨げることなく、本体内の温度上昇の主要因となるイメージセンサーからの発熱に対し、従来の約5倍の放熱効果を得ることに成功。
これにより、αシリーズの特長ともいえる小型・軽量ボディと、放熱性能を両立することができました。
世界初 CFexpress Type Aメモリーカードに対応したデュアルスロット
世界初(*4)、CFexpress Type AメモリーカードとSDXCメモリーカードに対応したデュアルスロットを採用。(*4 2020年7月広報発表時点。レンズ交換式デジタルスチルカメラにおいて)
スロット1(上)、スロット2(下)ともに、新メディアCFexpress Type AメモリーカードとSDXC/SDHCメモリーカード UHS-II/UHS-Iの両方に対応しました。
これにより、大容量のデータをより高速で記録することができ、進化し続けるカメラの静止画・動画の膨大なデータ処理においてもバッファ解放時間の短縮に寄与。ゆとりある撮影を実現します。
いかがでしょうか。
フルサイズミラーレスカメラ・映像分野において、新時代への幕開けとなります。
予約開始日は 2020年8月4日AM10時~
販売予定日は 2020年10月9日
を予定しております。商品ページは準備出来次第、マップカメラホームページにて、公開いたします。
発売はもう少し先となってしまいますが、マップカメラスタッフ一同、手元に届いて撮影ができる日を心待ちにしており、手に取ってみての所感、実際に使用した感想や実写などをこちらのMapTimesでお伝えできればと思います。乞うご期待くださいませ。