
【SONY】Camera Technique Vol.11 フルサイズボディにAPS-Cレンズを付けると?
マウントが同じ場合、大体のフルサイズボディには、APS-Cレンズを装着することが出来ます。
しかし、フルサイズボディにAPS-Cのレンズを装着すると画質が落ちてしまうといわれます。
どうしてそのように言われてしまうのでしょうか。
まずは、実際にAPS-Cのレンズをフルサイズボディに付けて撮影してみましょう。
今回使用する組み合わせは、SONY α7IIIとE 35mm F1.8 OSSです。
一見したところ問題なく写っているように見えます。
ただ実際にはセンサー上でこのように映っています。
四隅を見ると暗くなってしまうケラレという現象が起きているのがわかると思います。
これはイメージサークルというレンズが映し出せる範囲を超えてしまっているため、
像を投影できない部分が映し出せない状態になっているからです。
なぜ初めの写真では問題なく写せていたかというと、
カメラ本体の中で、レンズに合わせて撮像素子の使用範囲を自動で変更するクロップという機能が働いているからです。
この機能をオートからOFFに替えると、先ほどのような四隅がケラレた写真になります。
このように四隅がケラレた状態では写真としては困ってしまうので、
カメラがAPS-Cのレンズが付いていることを検知してケラレが発生しないように中央部を切り取っているのです。
クロップ機能は、フルサイズでもAPS-Cが使えるようになる便利な機能ですが実は問題点があります。
イメージサークルに対してセンサーの範囲を切り取るため、
センサーで使わない部分の画素が活用できなくなってしまうため、撮影画像の画素数が大幅に落ちてしまうのです。
ただ、ボディとレンズがフルサイズ同士の状態で、この機能を使うとちょっと望遠が足りないといったときに、
クロップを効かせるとSONYの場合は1.5倍の換算に出来るので、画素数は落ちてしまいますが緊急用として活用できます。
次回も本館2階スタッフが、ちょっとした疑問点に対する答えをお送りいたします。
お楽しみに!