週刊カメラーズ・ハイ!第6回 『現代に甦る“憧れのニコン” Nikon Df』
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┃週刊カメラーズ・ハイ!第6回 『現代に甦る“憧れのニコン” Nikon Df 』
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皆さんがずっと憧れていた一眼レフはどんなカメラでしたか?
扱うには知識と経験を要し、使い手を選ぶように感じる存在感。
角張ったボディに緻密に数字の書かれたダイヤル類。
金属に革をまとい、擦れた角からキラリと見せる真鍮の艶やかな美しさ。
そしてペンタ部には『Nikon』の刻印。
カメラといえばニコン。
私はそんなイメージで育ちました。
そして時代はマニュアル機からオートフォーカス機に。
フィルムカメラからデジタルカメラへと変わりました。
外観も角張った形からどんどん流線型のデザインに変わりました。
なんだか幼い頃に図鑑で読んだ『21世紀の未来』のイラストのような世界に近づいていると感じる時があります。
そんな中、昨年ニコンから新しいカメラが発売になりました。
『Nikon Df』
フィルムマニュアル機を彷彿とさせる角のあるデザイン。
質感の高い金属削り出しのダイヤル類。
シャッター速度やISOの設定などはアナログ操作になり、“カメラを使う”ということに意識させてくれる仕様になっています。
また、Nikon F/Nikon F2時代の非Aiレンズが使用できる仕様になっています。
長い歴史のあるニコンの銘レンズ達のほとんどが使用可能になり、ニコンボディでオールドレンズを楽しむという新たな楽しみが広がりました。
そして今やカメラの機能として当り前となった動画機能が無いことにも注目です。
純粋なスチールカメラとして贅肉をそぎ落としたストイックさにニコンのカメラ作りへのこだわりを感じます。
カメラとしての本質、画質に関してもニコンの本気が伝わってきます。
使用するイメージセンサーはフラッグシップ機と同型の1625万画素35mmフルサイズセンサーを搭載。
色彩表現や解像力はもちろん、高感度域での画質が美しいのもこのセンサーの特徴です。
カメラらしい美しいデザインと作り込み。
使う悦びに浸れる操作系。
写真表現をする上で抜かりの無い画像システム。
昔から抱いていた憧れを、現代の技術と融合させ形になった『Nikon Df』。
便利や高性能というものだけでは埋められない心を満たしてくれる一台です。
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