【SONY】Leicaで撮るということ Vol.6 ~Summilux 50mm F1.4 2nd~
Leicaの魅力とはなんだろうと思っていました。
もう自分が使って実感するまでもなく
Leicaを愛する写真家達の写真が世には溢れていて
それを見るだけでも満足なんですが、いつか自分でも撮れたら。
虜にされてしまったら抜け出せません。
今回のレンズは
Sumilux(ズミルックス) 50mm F1.4 (1961) 5群7枚 第二世代。
1959年に登場したズミルックス 50mmの改良版です。
同じ5群7枚のレンズ構成ですが、設計に変更があります。
F1.4の開放でも滲みこそあるもののピント面の解像は素晴らしく
F2.0にするだけでもキリっとした画になります。
個人的にはそのF2.0の写りが好きでそればかり。
F1.4で同じ構図を撮ってみると違いが分かります。
私が主役、と言わんばかりに咲くバラ。
最短距離1mというと扱いにくいと思われるかもしれませんが
実際に撮る時には必要十分だったりします。
堂々と、思い切りよく正面を撮る。
50mmの画角がこんなにも潔い画になるとは今まで思いませんでした。
よく晴れた初夏の陽射しが様々な光陰を作り出していました。
まるでスポットライトに照らされたような二人の主役。
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
1960年代のレンズとは思えない瑞々しい描写。
日常でふと見つけた何気ないシーンを切り撮る。
自分の目線では気付けない世界を見つける事が出来ます。
路傍のアイドル。
素直な前ボケ。
その場の湿度といえばいいのか、温度というのか、
静けさ まで一緒に写真に写しこんでいる気がします。
坂の多い町でした。
ただただ穏やかな時間が流れる町を練り歩いた一日でした。
好きか嫌いかといわれれば大好きな町、
ちなみに西武新宿線沿いになります。
α7Rの設定は「ニュートラル」に設定しています。
このブログシリーズの一枚目は
逆光でどんなフレア、ゴーストが出るのか
試し撮りをした一枚を載せています。
勿論 射光角度で変わるので参考にはなりませんが
やはり近代のレンズは技術の進歩を感じさせます。
個人的にはズマリットのフレア、ゴーストが好きだったりしますが。
※なおこのブログを書くにあたり
Leicaのレンズの魅力は一言、一口では語れない事は承知の上で
「撮りたい」ものを撮っています。
なるべくレンズの特徴を調べて書こうと思っていますが
一面性に偏っている部分があります。
また同じレンズを使用した際には違う面から撮りたいと思っています。
寛大な気持ちで見ていただければ幸いです。
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