旧き良き。

3群6枚構成という古典的なレンズ設計。
開放と逆光で撮れる画は柔らかい。
フレア、ゴーストはこの通り。
ぽわーっと出てくるゴーストはむしろ愛着が湧いてしまうし
これが良くてわざと逆光に立ち向かったりもします。

「classic」という心くすぐる名が付いたレンズ。
主張しすぎない彩度低めの色調が
余計なノイズを省いてくれるような、
静謐さを秘めたレンズですね。

開放で沈む周辺光量もこのレンズにとっては
ポジティブな考えになれます。
鮮やかすぎない色味はいつまで見ても疲れません。

しっかりと手前で合ったピントと
モニャっとしたボケ。
モヤッとグニャッが合わさったような、、
伝わりますでしょうか。。

ついついクラシックな仕上げにしたくなります。
あまりにウズウズしたので私的現像を。。
カーソルを合わせると写真が変わります。

この日は卒業式を迎えた方達で溢れていました。
見上げた空に飛行機。
こういう偶然ってとりあえず撮りたくなりますよね。
新しい季節の始まりですね。

シンプルというか素朴というか、
像の結びかたに繊細さを感じます。
線がとても美しくてうっとりします。

これも私的現像しています。
とはいえ、ほぼナチュラル現像のこちらのほうが
コントラストも低めでゆったりした画です。

絞ることでカリッとした描写もこなしつつ
どこかクラシカルな写り。
優しいコントラストが印象的なレンズでした。

もし現代設計の鮮やかな写りに少しお腹が膨れたら
こんなクラシックなレンズはいかがでしょうか。
箸休めのつもりが本命になるかもしれませんけれど。

すっきりした写真も撮れます。

こちらも良ければご覧下さい。
【Voigtlander】 NOKTON 50mm F1.1 VM 【+α7s】

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