【秋、色撮りどり】Rolleiflexで刻む秋
想像してみてください。
赤く色づいたモミジが舞い散る道を、1人静かに歩くあなた。
首から提げるは、アンティークな佇まいの二眼レフカメラ ローライフレックス 3.5F。
心に留まった風景を前に、そっとカメラを構えるあなた。
その姿は、一眼カメラのように「よし、撮るぞ!」と被写体に対して挑むような態度ではなく、「すみません、ちょっと撮らせてください。」とあくまで謙虚にお願いする感じ…
そう、ウェストレベルのファインダーは、被写体に対してまっすぐ直視するのではなく、お辞儀するようにカメラを上からのぞき込んでフレーミングするスタイル。
そのフォルム同様、撮り方までなんとも優しい雰囲気に満ちたカメラなのです。
正方形のスクリーンに映し出されるのは、あなただけの秋。
まるで映画の1場面のような画は、いつまで見ていても飽きることがありません。あなたのためだけの上映会が繰り広げられます。
スクリーン越しの景色をいつくしむように、ゆっくりとピントを合わせたあなたは、そっとシャッターをレリーズ。
「カショッ…」という控えめなシャッター音を残し、あなたの秋が静かにフィルムに刻まれます。
ROLLEIFLEX 3.5F(Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) FUJIFILM PROVIA 100F (以下、同じ)
人物撮影向きと言われるプラナーですが、紅葉を優しい雰囲気で写しだしてくれました。
発色の鮮やかさは、さすがツァイス。
古都の地に、ローライフレックスのクラシカルな佇まいが何とも似合います。
時に、こんな光のいたずらも… 自分だけの秋が、フィルムに刻み込まれました。
あなたも、今年の秋をローライフレックスとともに歩んでみませんか?