Motorsports photo #16【Leica SL2-S】
「リベンジLマウント」
「Motorsports photo #14」にてSIGMA fpを使ってモータースポーツの撮影を行いました。
Lマウントには望遠単焦点レンズがラインナップに無いため、SIGMAのマウントコンバーター MC-21を装着し(キヤノンEFレンズ/ライカLボディ)、Canon EF600mm F4L IS III USMを取りつけ撮影に挑みました。
前回使用したfpは動体を撮影することを得意としていないことに加えて、アダプターをかまして超望遠レンズで撮影しているために、ピントを大きく外したり、外すした後の復帰に時間がかかり、ピントが合わずにずっと迷い続けるといった状況でした。久しぶりに、置きピンにて撮影を行いました。
前回の反省を生かし、SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS(ライカSL/TL用)で撮影に臨もうかと考えましたが、今回もやはりお気に入りの「EF600mm F4L IS III USM」を使用しました。(余談ではありますが、このレンズ本当に素晴らしい性能です。)
今回のLマウントボディはfpではなくLeica SL2-Sを使用することにしました。
以前より気になっていた、Leica SLシリーズ。果たしてどのような動きをしてくれるのか、とても楽しみです。(撮影日は4月3日-4日になります)
Leica ボディに白レンズ。非常に違和感があります。
使い慣れていない機種なので、設定を決めるのも一苦労。だいぶ時間がかかってしまいました。
とりあえず、あまり考えずに撮影してみました。
では撮影画像をご覧ください。
Leica SL2-S + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/800 / ISO:125
まず第一に感じたことは、「ファインダーがとても見やすい」こと。被写体を追いやすいと感じました。
そしてなんといっても「色」がいいです。JPEG撮って出しになりますが、普段見ている写真とは違う印象でとても気に入りました。
Leica SL2-S + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/800 / ISO:125
どうしてもアダプターを使って撮影すると、ピントを大きく外してしまったり、復帰に時間がかかってしまったりしますが、SL2-Sも同様の症状は起こりますが、前回使用したfpより頻度が少ないように感じました。
AFでもある程度撮影はできますが、今回もfp同様、置きピンで撮影を行うことに。
Leica SL2-S + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/320 / ISO:100
置きピンにも慣れてくれば、ある程度シャッタースピード(以下SSと略)が遅くても撮影が出来ました。
そして、違うコーナーでも撮影してみようと思い、お気に入りのコーナーへ移動。
Leica SL2-S + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/1000 / ISO:200
こちらは目の前にフェンスがあるので、AFでの撮影は全くピントが合いませんでした。なのでこちらでも置きピンにて撮影を行いました。
Leica SL2-S + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/500 / ISO:100
結論から申しますと、動体を撮影するのは非常に難しいです。
「撮れないわけではありませんが、非常に難しい」、この表現が一番しっくりきます。ですが撮影していてとても楽しいカメラでした。
静物へのピントの合う速さはマウントアダプターを使用しているにも関わらず、非常に素晴らしいものがありました。(他のスタッフが撮影した写真もご覧くださいKasyapa for Leica)
次回、Lマウントボディを使用しての撮影はSIGMAから4月16日に発売したfp LやPanasonic S1シリーズを使用してみたいと思っております。
特にfp Lは約6100万画素と高画素機モデル。しかも、外付け電子ビューファインダーEVF-11も使用できるため、撮影も快適にできるようになるのではないかと期待しております。